うどんや中華麺などの麺類は、調理も簡単で子供も喜んで食べるため、離乳食期から欠かすことができない食材です。蕎麦も麺類だから大丈夫だろうと、離乳食期から食べさせてる人もいますが、蕎麦はアレルギーを引き起こしやすい食材なので注意が必要です。蕎麦は離乳食が完了した幼児食から始めることが好ましく、アレルギーが出ないか慎重に与えることが大切です。幼児食に取り入れる時期や与え方、蕎麦の栄養価について紹介します。

蕎麦は1歳を過ぎてから

蕎麦は1歳ごろの離乳食完了期から与えることができるといわれています。噛む力が強くなり、食べ物を奥歯で上手にすりつぶして食べることができるようになれば、蕎麦も問題なく食べることができます。しかしまだまだ消化器官は未熟です。蕎麦はうどんなどほかの麺類と比べると水分含有量が少なく、消化に時間がかかります。たくさん食べると胃腸に負担がかかることもあるので、少なめの量を与えましょう。

アレルギーの心配から3歳以降に与える人も

蕎麦はアレルゲン食品のひとつとして知られています。蕎麦によるアレルギー症状は重症化しやすいといわれることもあり、小さいうちは与えたくないと考える親も少なくありません。アレルギーが心配なら、あえて早い段階に蕎麦を幼児食として与える必要はありませんので、3歳を過ぎたら少しずつ与えてみてはいかがでしょう。3歳を過ぎれは咀嚼力もアップしていますし、消化器官も1歳のころと比べると成長しているので、与えやすくなります。

初めのひと口は蕎麦1本から

蕎麦を初めて与えるときは、蕎麦1本から始めるのが大切です。先にも紹介しましたが、ほかのアレルゲン食品と比べて蕎麦はアレルギー症状が重症化しやすいです。もし蕎麦アレルギーだった場合、最初からたくさん与えてしまうとアナフィラキシーショックを起こしてしまうことも考えられます。初めのひと口は蕎麦を1本だけ食べさせてみて、口の周りに変化がないか、肌に発疹が出ていないかなどチェックをしましょう。数時間たっても変化がない場合は、アレルギーの心配はほぼないと考えていいでしょう。翌日から少しずつ量を増やしながら与えましょう。

蕎麦は栄養価が高く幼児食にもぴったり

蕎麦は栄養価が高く、蕎麦アレルギーがなければ幼児食にも取り入れたい食材です。蕎麦は白米や小麦と比べるとタンパク質が豊富なことが特徴です。カリウムやマグネシウム、リンや鉄だけでなく、ビタミンB群や食物繊維も豊富で、栄養バランスが優れていることも大きな魅力です。ビタミンB1は疲労回復のビタミンとも言われ、糖分をスムーズにエネルギーへと変換する働きがあります。また、発育に欠かすことができない必須アミノ酸のひとつ「リジン」も多く含まれています。体の疲れや体力の衰えはアミノ酸が不足することで起こります。蕎麦にはアミノ酸も豊富に含まれているので、健やかな体作りのサポートをしてくれるでしょう。

幼児食には温かいかけそばがおすすめ

幼児食として蕎麦を与えるときは、温かいかけ蕎麦がおすすめです。ざる蕎麦など冷たいつゆにつけて食べる蕎麦はコシが強く、幼児食にはあまり向きません。やや柔らかめにゆでた蕎麦に温かいつゆをかけて与えましょう。油揚げやかまぼこ、わかめやとろろ昆布などをトッピングするとよりおいしく、栄養バランスに優れた蕎麦を食べさせることができます。