離乳食のスタートは5~6ヶ月が目安です

離乳食の考え方は、時代とともに大きく変わっています。以前は3ヶ月頃から果汁を与え、そのまま重湯、おかゆ、野菜のすりつぶしなどに移行していくというものでした。おむつを外す時期も、離乳食への移行も、昔は早いことがいいようにいわれていました。それは生活環境が今と違っていたからでしょう。

紙おむつやレトルトの離乳食、そんな便利なものがなかった時代です。お母さんたちは手のかかる赤ちゃんから、少しでも早く幼児に近づいて欲しかったのです。

現在では厚生労働省の指針でも、5ヶ月から6ヶ月が目安となっています。もちろんこれも、赤ちゃんの生育状況によって違います。目安の月齢はあくまでも参考ですから、その子にとって、一番いい時期にスタートしましょう。

離乳食開始の七つのサイン

離乳食を開始する七つのサイン、これが最近ではもっともよくいわれていることです。

○首がしっかり座っている

首がぐらぐらしていると、喉を圧迫して誤嚥や窒息の危険性がありますので、これはとても重要ですね。

○お座りが安定し、支えれば座っていられる

これも誤嚥や窒息を防ぐのに大切なことです。離乳食は柔らかくても固形ですから、座った状態で食べる必要があります。

○手にしたものを、なんでも口に入れるようになる

歯固めや乳児用のお人形など、気がついたら口に入れていませんか。食べる練習を、開始しているのです。

○みんながご飯を食べていると、口をモグモグ動かすようになる

食事のときは、できるだけ赤ちゃんを側にいさせてあげてください。ご両親が食べている様子を見て、自分もまねていませんか?

○スプーンを口に入れても抵抗しない

白湯や麦茶などをスプーンで与えたことがありますか?べっと出されてしまったでしょう。その抵抗がなくなって、スプーンにのったものを味わうようになったら、もう大丈夫です。

○よだれの量が増えてきた
○歯が生え始めてきた

歯が生え始めるころになると、よだれが多くなってきます。歯茎がかゆいのかむずかりだし、よだれまみれにして歯固めを噛みしめたりするでしょう。赤ちゃん用のおせんべいなど与えると、喜んでうまうまするようになります。

離乳食開始時期によるアレルギー

○早すぎるとアレルギーに。遅すぎてもアレルギーに。

離乳食の研究は、まだまだ研究途中なのでしょう。両極端ともいえる学説が出ています。3ヶ月で開始するとアレルギーになりやすい。1年過ぎてからの離乳はアレルギーになりやすい。そのような研究結果が発表されています。

アレルギーは離乳食の開始時期とは、関係がないように思えますが、やはりアレルゲンになりそうな食品は、あまり早い時期に与えないほうがいいでしょう。

以前は離乳食の初期に、ゆで卵の黄身を味噌汁の上澄みに溶かして与える、などと教えられることがありました。これはあまりオススメできません。

卵や牛乳は、アレルギーの原因となることの多いものです。初期の頃は避けたほうがいいでしょう。牛乳は1歳になってからという説もあるくらいなので、離乳食をミルク味にしたかったら、ベビー用のミルクを使用すると無難です。

○果汁は必要ない

これも世代間で、認識が違うところです。以前は3ヶ月頃から果汁を与えるよう指導されていましたが、今は甘い果汁をわざわざあげる必要はないと言われています。甘い果汁の味を好み、母乳やミルクをあまり飲まなくなるとの考え方です。

離乳食が進めば、自然と果物を食べるようになります。離乳開始のときには、白湯か薄めた麦茶などで、母乳やミルク以外のものを飲む練習にしましょう。