かつおや昆布から取るだしはうまみ成分である「グルタミン酸」がたっぷり含まれていて、母乳にもこのうまみ成分が含まれています。だしは子供の味覚を育てるためにも有効で、離乳食期から積極的に取り入れたいものです。今は粉末だしなど手軽にだし汁を作ることができるようになったため、一からだしを取る家庭が少なくなっています。一見難しそうなだしですが、実は意外と簡単にだしを取ることができます。今回はおいしいだしの取り方と、だしのおいしさを活かした幼児食メニューを紹介します。

おいしいだしの取り方

・昆布10g

・かつお節20g

・水1L

昆布は表面を乾いた布巾でさっと汚れを落としておきます。白い粉はうまみ成分の塊なのでふき取ってしまわないようにしましょう。昆布を水に入れて一晩おき、じっくりとうまみ成分を抽出させます。昆布のうまみが出た水を鍋に移し火にかけます。鍋肌がふつふつとしてきたらかつお節を入れて火を止めます。かつお節がゆっくりと下に沈むまでそのまま置いておきましょう。かつお節が沈んだら目の細かいざるで漉して完成です。だしは保存することも可能です。冷蔵庫で2日ほど保存可能なので、たくさん作っておいてもいいでしょう。もっと手軽に作りたいなら、水出しでだしを作ることもできます。水に昆布とかつお節を入れて一晩つけておきます。翌朝材料を取り出せばお手軽だしの完成です。だしは幼児食だけでなく大人の料理にも幅広く使うことができます。幼児食を機にだしを毎日の食卓に取り入れてみませんか?

おいしいだしはお味噌汁で味わおう

おいしいだしを取ることができたら、初めに味わってもらいたいのがお味噌汁です。おいしいだしを使ったお味噌汁は具材の味をしっかりと味わうことができるだけでなく、お味噌の量が少なくてもしっかりとした味わいに仕上がります。幼児食からだしがしっかりと効いたお味噌汁の味を知っていると、大きくなってからも薄味の和食を好む傾向があるといわれています。わかめや豆腐、季節の野菜をいろいろ組み合わせて、家庭の味を作り上げてください。

おいしいだしをかけておひたしに

茹でたホウレンソウやキャベツに、おいしいだしをかけたおひたしも幼児食におすすめです。おひたしは野菜の味をダイレクトに感じることができるので、小さい子供は苦手意識が強いこともあります。しかしおいしいだしを茹でた野菜にかけるだけで野菜の甘みが引き立ち、普段はあまり野菜を食べない子でもパクパク食べるということも珍しくありません。幼児食として提供するおひたしは、大人用よりもやや柔らかめにゆで上げて食べやすくしてあげてください。おひたしにする場合味付けは特に必要ありませんが、食べるときにほんの少しだけ醤油を垂らしてあげてもいいです。

煮物にもおいしいだしが大活躍

和食というと煮物のイメージがありますが、幼児食にも煮物は積極的にと入りれてもらいたい一品です。おいしいだしで煮た野菜や練り物は、とても優しい味に仕上がります。幼児食にはかぼちゃやサトイモ、大根やニンジンを煮物にするのがおすすめです。厚揚げやがんもどきなど栄養価の高い大豆製品をプラスしてもいいでしょう。味付けはほんの少しの醤油と砂糖で十分です。夏は冷やして食べてもおいしいくいただけます。