離乳食の時期、もっともアレルギーになりやすい食品は、卵白と牛乳です。そのため卵と牛乳は、離乳食完了期直前まで与えないように、指導しているところもあります。

卵の黄身だけなら、6ヶ月からあげてもいいように指導している育児書もありますが、どちらの指示に従えばいいのか、これではお母さんも混乱することでしょう。

できるだけたんぱく質のアレルギーにさせないためには、どうやって離乳食を進めていけばいいのか考えます。

お米にも含まれているたんぱく質

お米にも小麦にもたんぱく質が含まれています。そのため米アレルギー、小麦アレルギーを発症することもあります。最初はおかゆからスタートする離乳食ですが、米アレルギーがでたら、アレルギーになりにくい『ササニシキ』などに切り替えましょう。

小麦を使った食品は、わりと早期から利用すると思います。まだ肉や卵もあげていないのにアレルギー反応が出るようなら、小麦粉を使っていないかチェックしてみてください。

初めてのたんぱく質は白身の魚

離乳食も進んだ7ヶ月頃から、もっともアレルギーになりにくいと言われている、白身魚からスタートしましょう。タイ、カレイ、ヒラメ、タラ、サケなどがいいです。

ここでアレルギーがなかったら、カルシウムも豊富なシラスをあげられるようになります。シラスは塩分があるので、1度お湯をくぐらせて、塩抜きしてから使いましょう。

白身魚の次は、ブリ、アジ、マグロなど与えてみます。サバ、イワシなどの青魚は、離乳食完了期まで待ったほうがいいと思います。

大豆製品

白身魚と同時に、大豆製品も試してみます。豆腐、オカラ、煮豆をつぶしたものなど、1日1品、反応を見ながら与えます。

油揚げ、厚揚げ、納豆は、もう少し離乳食が進んでからのほうがいいです。最初の納豆はひきわり納豆がいいでしょう。薄いお出汁で味をつけるぐらいで、大人と同じように醤油や卵など加えてはいけません。

肉類

肉類もアレルギーはあります。特に多いのは牛肉で、子供の頃はなんともなくても、大人になって発症することもあるそうです。

離乳食としては、鳥のササミからスタートしてみましょう。もしアレルギー症状が出たら、羊肉を試してみてください。もっともアレルギーのでにくい肉といわれています。

乳製品はヨーグルトから

明治時代になってから、食生活は大きく変わりました。それまでの日本人は、肉や牛乳を口にしたことがなかったのですが、明治政府が日本人の体格向上のために、積極的に肉食と牛乳を勧めたのです。

日本で牛乳が飲まれるようになって、まだ150年ほどしかたっていません。米と大豆、魚で暮らしていた日本人にとって、牛乳はうまく消化できる食物なのでしょうか。乳糖不耐症の人の多さからみると、少し問題はありそうです。

牛乳が栄養豊富な飲み物であることは事実です。しかもパンやクッキーなどの材料として、乳製品は使われていますから、食べられるほうがいいでしょう。牛乳アレルギーをさけるために、ゆっくりスタートをおすすめします。

無糖ヨーグルトからスタートするといいでしょう。次にポタージュスープに牛乳を使うなどして、アレルギー反応をみます。発疹、下痢などないようでしたら、離乳食で牛乳を使っても大丈夫ですが、冷たいままの牛乳は、しばらく与えないてください。

卵は必ず加熱して

生卵は離乳食完了期でも、与えたくないものです。消化器官が完全に発達するまでは、避けたほうが無難です。

最初は固ゆでのゆで卵から、黄身だけ少量与えて様子を見ます。炒り卵なども、初期のうちは黄身だけで作ったほうがいいでしょう。

アレルギーがでなかったら、卵豆腐、茶碗蒸しと進め、離乳食完了期には、卵と牛乳を使用したプリンも食べられるようになります。