離乳食の時期は1年と少しです。その間、毎日大人とは違う食事を用意しなければいけません。普通に料理するのも嫌いなのに、赤ちゃんのために特別食を作るなんて、面倒でしょうがないと思われるお母さんもいるでしょう。

それでもがんばって作った離乳食、ほんの1口食べただけで、もういらないと拒まれたら、ますます作る気がなくなってしまうことと思います。

便利なベビーフードに頼りたくもなると思いますが、お母さんがそれで育児の苛立ちから解放されるのなら、頼ることは決して悪いことではありません。むしろ問題なのは、お母さんがベビーフードを作らないことに対して、必要以上の罪悪感を持ってしまうことです。

離乳食を食べるのはほんの短い間で、すぐに大人と同じものを食べるようになりますから、それまでの離乳期を、お母さんも楽しんでみましょう。そのためにベビーフードが役立つのなら、頼ってもいいのです。

金額的には多少高くつきますが、調理が苦手で食材をむだにしてしまうようなら、むしろ安いかもしれません。

諸外国のベビーフード事情

離乳食に関して、月齢に合わせて細かく調理方法を変えるということをしているのは、世界でもあまり例がありません。6ヶ月から開始するというのは、WHO(世界保健機関)が提唱しているので、広まってきてはいますが、柔らかさや硬さに配慮して、毎回お母さんが調理するのは、日本とお隣の韓国ぐらいのようです。

欧米諸国や、経済的に発展著しいアジアの諸国でも、市販のベビーフードを離乳食にするのが普通のことになっています。

国によっては、離乳食という概念すらない国もあります。大人の食べているものの中から、食べられそうなものを選んで、適当に食べさせているのです。塩や香辛料で調味されているものもありますから、日本のお母さんにしてみれば信じられないでしょう。

瓶詰め、レトルトのベビーフードを、もっとも利用しているのはアメリカです。食材に拘るお母さんたちは、オーガニックと表示されたものを使います。種類はかなりあり、離乳食の段階に合わせて、ペースト状から固形の多い料理のものまで、日本で買い求められるようなものが揃っています。

日本のベビーフード事情

ベビーフードにはさまざまな種類があります。

○粉末ドライタイプ、フリーズドライタイプ

お湯を注ぐだけで使用できます。おかゆから、乾燥野菜、お魚のフリーズドライ製品と、さまざまな種類があります。

おかゆにトッピングしたり、もう一品が欲しいときには、普段手作り派のお母さんも、利用してみてはいかがでしょう。

ドライタイプは日持ちがするので、買い置きができるのも利点です。

○瓶詰めタイプ

昔からあるベビーフードです。現在は味もよくなり、使用する食材も安全に配慮したものとなっています。

ただ1度開封すると、夏場など特に雑菌が繁殖しますから、使用量だけ取り分けて、すぐに冷蔵庫にしまってください。残ったものも、せいぜい使えて翌日までです。できるだけその日のうちに使い切るのをおすすめします。

容器が瓶なので、外出時に持っていくのには最適です。

○レトルトタイプ

パックに入ったり、袋に入っていたり、形状はさまざまですが、そのまますぐに与えられるようになっています。

私用があって忙しいときや、お母さんの体調がすぐれないとき、レトルトに頼りましょう。栄養士監修のもと、味付けも赤ちゃん向けの薄味で作られていて、食べやすいと思います。

これも開封したら傷みが早いので、即日使い切るようにしましょう。