大人の料理からのとり分けができるのは、食事をするレストランにもよります。

欧米のようにベビーシッターを雇い、夫婦二人で食事に行くようなことは、日本ではあまりありません。出産と同時に、ほとんどのお母さんは、レストランでの優雅な食事を諦めることでしょう。

お行儀よく食事のできるようになるまで、行けるレストランは限られてきます。ファミリーレストランやファストフード店などですが、中には赤ちゃん連れを快く迎え入れてくれるお店もあります。

離乳食作りや赤ちゃんの世話で、精神的にも肉体的にもくたくたになっているお母さんも、たまにはゆっくり外食を楽しみましょう。それには離乳食を持参したいところですが、それができない場合、どう料理を取り分けるのか、考えていきます。

レストランの食事が与えられるのは離乳後期から

離乳初期と離乳中期は、レストランの料理を与えてはいけません。薄味にしたててあっても、塩分はかなりありますし、赤ちゃんが消化しづらい食材が使われていたりするからです。

赤ちゃんには母乳やミルクをたっぷり与え、おもちゃや赤ちゃんせんべいなど持たせ、楽しい気分だけ味わわせてください。食事時間が気になるようでしたら、ベビーフードの持ち込みは可能か、確認しておきましょう。

和食の取り分け

赤ちゃんに食べさせられるものがあるのは、やはり和食が一番多いです。会席料理などですと、煮物と椀物、魚料理とごはんなど、塩分に注意すれば食べられるものはいくらでもあります。

いつもは塩分のとりすぎに注意していますが、外食のときは仕方ありません。だからといって、塩を振って焼いた魚を、そのまま与えるようなことはしないでください。

お店のスタッフにお願いして、お椀にお湯をもらいましょう。魚の身を少々とり、1度湯通しして、軽く塩を落としてから与えます。小骨に注意して与えれば、鮎など赤ちゃんも喜びます。

天ぷら、刺身などは控えます。煮物は柔らかいもの、高野豆腐やカボチャ、サトイモなどはあげられます。卵にアレルギーがなければ、茶碗蒸しも少しなら大丈夫です。

フレンチ・イタリアンなどの取り分け

フレンチやイタリアンのレストランでも、個室のあるところでは赤ちゃん連れOKの店が増えてきました。お母さんには嬉しいことですが、残念ながらフレンチもイタリアンも、味が濃厚でさまざまなスパイスを使用しているため、料理を取り分けて与えるのは難しいと思います。

肉料理や魚料理に添えられている野菜は、あげるのによさそうで魅力的ですが、バターやオリーブオイルで調理されていたり、特性のスープで茹でられたりしています。取り分けたかったら、その前にお母さんが味見して、赤ちゃんでも大丈夫か確認してください。

デザートならいいかと思うでしょうが、生卵、生クリーム、ハチミツなど、赤ちゃんに相応しくないものを使っているものがほとんどです。与えられるとしたら、パンをスープに浸してほんの1口程度でしょうか。

やはり事前に、離乳食を持ち込んでいいかお店に確認したほうがよさそうです。

中華料理の取り分け

ご近所のラーメン屋ぐらいでしたら、少しだけ麺をわけてあげればすみますが、コース料理の席となったら考えなくてはいけません。

中華料理は油をたっぷり使います。あんかけのようになっていると、野菜を茹でたのか油でいためたのか、見た目ではわかりにくいです。そういった料理を取り分けるのは、やめておきましょう。

味付けも全体的に濃厚です。四川料理ともなれば、辛みのきいた味付けが多く、赤ちゃんにはむきません。

食べられるのは中華がゆ、中華風コーンスープ(卵アレルギーのない子に限る)、肉まんやあんまん、ビーフンや麺類なら少々、デザートの杏仁豆腐といったところでしょうか。