離乳食から幼児食へと切り替えるころ、子供自身も食に関して興味がわいてくる時期です。2歳を過ぎるとお手伝いにも興味深々で、「まぜまぜしてみたい!」と自分からやりたがることも増えてきます。夕ご飯の準備など、つい忙しくて「今度ね」などとやり過ごしてしまいがちですが、自分からやりたがったらぜひやらせてあげてください。今回は子供と一緒に料理をすることのメリットについて紹介します。

年齢に合わせたお手伝いを

料理のお手伝いは、自分がやってみたいと感じたら何歳からでも構いません。しかし2歳ごろから包丁を持たせるのはけがなどのリスクが高いため避けたほうがいいです。料理のお手伝いは年齢に合わせた行程をやらせてあげてください。

・2歳前後

ホットケーキを作るときに、生地を混ぜ合わせることは2歳前後でも簡単に行うことができます。子供に泡立て器を持たせ、「くるくるーって優しく混ぜるとおいしくなるよ」と声掛けをしながら行うといいでしょう。ほかにも野菜をちぎったり和え物を混ぜたりすることも2歳前後からできるお手伝いです。

・3~4歳ごろ

3~4歳くらいになると手先も器用になり、お手伝いの幅も広がります。おにぎりなどはこのくらいの年齢からやらせてあげるといいでしょう。野菜の皮むきも少しずつできるようになります。ピーラーも少しずつ使わせてあげてください。

・5歳ごろ

5歳ごろになると野菜を茹でたり炒めたりすることもできるようになります。味付けなどのお手伝いもしてもらいましょう。柔らかい食材を包丁で切らせてあげてもいいでしょう。包丁は正しく使わないと危ないということもしっかりと教える必要があります。

本物の食材に触れ合う体験

おままごとで遊ぶ子供は多いですが、トマトやキュウリなど本物の野菜など食材に触れ合う機会はまだまだ少ないのが幼児期です。一緒に料理をすることで本物の食材に触れ合うことは、子供にとって大きな経験となります。食卓に上がるおかずはすでに調理がしてあり、その食材がどのような手触りなのかはわかりません。「トマトはつやつやしているね」「きゅうりは小さなトゲトゲがいっぱいあるよ」「焼く前のお肉は赤いね」など、仕上がった料理からはわからないことを知るきっかけとなります。加熱をすることで色が変わったり、皮をむくと色が違ったり、おままごとだけでは知ることができない知識を深めることができます。いろいろな野菜やお肉、果物を実際に触らせてあげてるといいでしょう。

親子のコミュニケーションを深める

幼児期の食育のひとつに、「楽しい食事の経験値を増やす」ということがあります。家庭内の食事の時間が楽しいと感じている子ほど食に対する興味が深く、好き嫌いも少ないといわれています。「自分が切った野菜だから、ひと口食べてみようかな」という気持ちにさせてくれます。一緒に料理をすることは親子のコミュニケーションを深めることになり、「ご飯を作るって楽しい!自分がお手伝いしたご飯はおいしい!」という経験になります。「食事=楽しいこと」というイメージを作り上げることが、幼児期の食育には欠かせません。一緒に作ったご飯は、家族そろっていただきましょう。