果物は生であげても大丈夫なのか

離乳初期には、果物を生であげるのはおすすめできません。果物といえども、アレルギーになる可能性があるからです。できるなら果物も、離乳食の開始から2週間以上経ってからのほうがいいと思います。

以前の厚生労働省の離乳食指導では、5ヶ月頃から果汁を与えるというものがありました。今は果汁はすすめられていません。

ではあげなくてもいいのかと思われるかもしれませんが、やはり果物は離乳食で使いたい食材です。生で食べられるようになるのはいつ頃からなのか、調べていきましょう。

離乳初期

最初に与えるのは、やはりリンゴのピューレからがいいでしょう。細かく切ってから一煮立ちさせて、つぶしてあげるといいです。またはすり下ろしたものを、加熱してから与えてもいいでしょう。

リンゴは果物アレルギーを引き起こすことがあまりないので、最初に与えるには最適です。どうしてリンゴまで加熱しないといけないのかと、疑問に思われるかもしれません。理由は果物の中に、微量に含まれているたんぱく質です。このたんぱく質は、アレルギーを引き起こすものですが、加熱されることによって、効力が弱まるのです。

バナナも加熱して、どろどろになった状態から始めましょう。イチゴもジャムのように煮て、少しずつ与えます。

果物を与えたあと、口の周りが赤くなっていたり、口に手をやって、むずがっている様子があるようでしたら、アレルギーを疑います。

何もないようなら、アレルギーはないと思って大丈夫です。単調になりがちな離乳食メニューの変化をつけるのに、果物を大いに役立ててください。

離乳中期

リンゴは舌でつぶせる硬さに煮ておけば、離乳食のメニューで大活躍します。サツマイモと和えたり、ミルクがゆに入れたりと、活用できます。

この頃にアレルギーがなければ、たいがいの果物は大丈夫ですが、やはり避けたいものはあります。果物の酵素が強く、消化しづらいものです。大人でもこれらの果物を食べると、口がいがいがした感じになる人がいます。

生のパイナップル、生のキウイ、生のマンゴ-、生のメロンは要注意です。缶詰のパイナップルや、加工されたマンゴージュレなどは大丈夫ですが、市販のものには必要以上に砂糖を使って加工したものがありますから、注意してください。

スイカやイチゴ、バナナなどは、少量でしたら生で食べ始めても大丈夫です。生で与えるときには、外側を丁寧に水洗いしましょう。残留農薬の心配があるからです。

甘い果物は、食事の最後にあげたほうがいいでしょう。赤ちゃんによっては、果物ばかり欲しがって、主食を食べない子もいるからです。

離乳後期

リンゴは薄く切り、しゃりしゃりとした食感を楽しみながら、食べられるようにしましょう。スイカ、ブドウなどは、注意して種を取り除いてあげる必要があります。この時期の赤ちゃんでは、まだ種をうまくだすことはできません。

ミカンはむいてあげます。薄皮まで食べてしまっても、別に問題はありません。ミカンの缶詰は、赤ちゃんのお気に入りだと思いますが、あのような状態にするためミカンの薄皮は塩酸で溶かされています。加工後洗浄し、塩酸が揮発すれば無害だということですが、どうでしょうか。

手軽さにひかれてつい使ってしまいますが、頻度は少なくして、面倒でも生のミカンの皮をむいてあげたほうがよさそうです。

ビタミンD、たっぷり摂取できるレシピ

ここ数年ニュースなどで取り上げられる機会が増え、「くる病」という病名を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。くる病はビタミンDが不足することで起こる病気で、骨が柔らかくなることで正常にせいちょうすることができず、O脚や低身長、関節の変形などの症状があらわれます。くる病は栄養が十分に摂れなかった戦後によく見られた病気ですが、2000年ごろから患者が増えてきています。そこで今回はくる病予防に欠かせないビタミンDをたっぷり摂れるレシピを紹介します。

ビタミンDが不足している背景

ビタミンDを体内に取り入れるためには、ビタミンDが含まれた食材を積極的に摂り入れることと、紫外線を浴びることで自ら作り出すことの2つです。最近は紫外線予防として子供にも日焼け止めを塗ることが一般的となっただけでなく、外で遊ぶ機会が昔に比べて少なくなったことが挙げられます。また、母乳育児が推奨されたこともひとつの理由です。母乳は赤ちゃんにとって最良のものではありますが、ビタミンDに関しては粉ミルクよりも少ないのです。ビタミンD不足を解消するために、幼児食に移行した時期からビタミンDが多く含まれる食材をたっぷり取り入れる必要があります。魚やきのこ、卵に多く含まれるので、毎日の食事に取り入れましょう。

鮭のシチュー

・生鮭2切れ

・玉ねぎ半分

・ニンジン半分

・ブロッコリー4房

・キャベツ2枚

・水750ml

・シチューのもと90g

・牛乳150ml

・サラダ油少々

生鮭とブロッコリーは食べやすい大きさに切り、別々の鍋でさっと下ゆでしておきます。玉ねぎは薄切り、ニンジンはいちょう切り、キャベツは太めの千切りにし、熱したフライパンにサラダ油を入れて炒めます。玉ねぎがしんなりしてきたら水を入れて柔らかくなるまで煮込みます。野菜が柔らかくなったら鮭を入れてひと煮立ちさせ火を止めます。シチューのもとを入れ、完全に溶けてから再び火をつけましょう。とろみがついてきたら牛乳とブロッコリーを入れ、5分ほど煮こんだら完成です。鮭にはビタミンDがたっぷり含まれているので、月に何度かは取り入れたい食材です。シチューにすることで野菜もたっぷり食べられます。

きのこと卵の炒め物

・しめじ半パック

・しいたけ2個

・えのき半パック

・まいたけ半パック

・乾燥きくらげ5個

・卵2個

・オイスターソース大さじ1

・醤油少々

・砂糖少々

・塩コショウ少々

・サラダ油少々

きのこ類は食べやすい大きさにそろえておきます。乾燥きくらげは水で戻し半分に切っておきましょう。卵に砂糖と塩コショウを入れて混ぜ合わせたら、先に火を通しておきます。フライパンに少し多めのサラダ油を入れ、温まったら卵を一気に流し入れてスクランブルエッグを作ります。あまり細かくなりすぎないように気を付けましょう。卵を一度取り出し、同じフライパンにサラダ油を入れてきのこ類を炒めます。きのこがしんなりしてきたら砂糖、醤油、塩コショウ、オイスターソースで味付けをして完成です。ビタミンDが豊富なきのこと卵を一緒に食べられるレシピです。オイスターソースを少し入れることでコクが増し、小さな子供でも食べやすい味付けになっています。