食にあまり興味がなく、普段も食が細いという子供は少なくありません。お腹が空けば食べるだろうと思っても、小さなおにぎりを少し食べただけでごちそう様、ということが続くと、親としては心配になってしまいます。幼児が食に興味を持たない理由はいろいろあるでしょうが、まだ食の重要性を知らないということも大きな理由です。子供にもわかりやすく食の重要性を知ってもらうには、絵本から教えることがおすすめです。そこで今回は、幼児の食育に役立つ絵本5選を紹介します。

はらぺこあおむし

「はらぺこあおむし」はロングセラーの絵本で、今なお多くの人に愛されている絵本です。はらぺこのあおむしは、お腹がいっぱいになるまで目の前にあるいろいろなものをどんどん食べて過ごします。あれもこれも好きなだけ食べ続けたあおむしは、とうとうお腹を壊してしまいます。翌日はあおむしの好物の葉っぱを食べて過ごすとお腹はよくなり、さなぎとなって蝶々へと成長する姿が描かれています。体にいいものを食べることの大切さをカラフルな絵としかけで、子供にもわかりやすく伝わります。

しろくまちゃんのほっとけーき

「しろくまちゃんのほっとけーき」は、自分で作る楽しさとホットケーキが出来上がるまでのワクワク感を教えてくれる1冊です。しろくまちゃんはお母さんと一緒にホットケーキを作るのですが、作る過程が2ページにわたって描かれており「ぽたあん」「ぴちぴちぴち」など子供の想像力を膨らませる描き方が魅力です。ホットケーキが完成すると、大好きなこぐまちゃんを呼んで2人でいただきます。大好きな人と作って食べることの楽しさをわかりやすく教えてくれます。

いただきまあす

「いただきまあす」はまだ上手に食べることができな子供でも、がんばって食べることの大切さを教えてくれます。まだ上手にスプーンやフォークを使うことができないくまくんは、スープをこぼしたりジャムで顔を汚したりしてしまいます。いろいろ考えた末にくまくんはすべてのご飯をごちゃまぜにして手づかみで食べることに。自分で食べることの喜びを教えるとともに、きれいに食べられなくてもいいんだ、ということに気づかせてくれるので、親子で読んでもらいたい1冊です。

げんききゅうしょくいただきます

「げんききゅうしょくいただきます」は、給食がどのように提供されているのかを知ることができる絵本です。おじいちゃんたちは安心して食べられる野菜を育て、食材を給食にしてくれる給食センターの人がいることなど、普段食べているものにはたくさんの人が関わっているということを知ることができます。こんなにいろいろな人が関わっているんだということを知ることで、食事に対する感謝の気持ちを知ることができる1冊です。

おいしいおと

「おいしいおと」に描かれている絵はどれも本当においしそうなものばかりです。この絵本にはいろいろな食べ物が出てきますが、食べたときの音が絵と擬音語で子供にも伝わるように工夫されています。なるべく本物に近い音にするために、普段は聞きなれない擬音語が出てくることも魅力です。読み聞かせをするときは、ぜひ本当に食べているように工夫しながら声を出すことをおすすめします。絵本に食べたことがない食べ物が出てきたときに、「この食べ物は食べたときに本当にこんな音がするのかな」と食への興味を掻き立てます。