幼児の1日の食事の目安量とは?

1歳半をすぎると、離乳食から幼児食に移行し始める頃だと思います。栄養バランスのいい幼児食を、と一言でいっても何をどのぐらいの量あげればいいのか悩んでしまいます。幼児食期の子供の食べる量には個人差がありますが、だいたいの目安の量をご紹介します。

1〜2歳の幼児食の1日の量

1〜2歳の子供は、食べムラや遊び食べ、好き嫌い等が出始める頃なので、食べる量にも個人差があります。日によっては食べて、違う日には全く食べないなど、毎日様子も異なってくるので、焦らずに目安はあくまでも参考にしてください。

○主食:270g〜300g
ご飯1杯、食パン1杯、うどん等麺類は大人の1/3程度でこの量になります。

○主菜:卵25g、肉20g、魚30g、大豆等35g
卵1/2個、肉は豚もも薄切り1枚程度、魚は切り身1/3程度、大豆等は納豆3/4パック程度が上記の量になります。

○副菜
緑黄色野菜(ほうれん草、にんじん、かぼちゃ等)80g
その他の野菜(白菜、大根等)100g
海藻類、きのこ類10g
芋類40g前後
果物100g
乳製品250g前後
野菜類は幼児食で副菜2品程度あれば十分に足りるとおもいます。果物や乳製品は1日3回の食事でなかなかとりいれにくいので、おやつに季節の果物や、ヨーグルト、牛乳などをあげるとバランス良くとれるようになるでしょう。

3〜5歳の幼児食の1日の量

1〜2歳児に比べ、さらに運動量とエネルギー量が増えるこの時期は1日におよそ1350カロリー前後必要だとされています。しかし、目安量以上にたくさん食べる子供や偏食や食事のこだわりでなかなか食べない子供など千差万別ですので、目安量はあくまで目安で考えましょう。もし成長曲線から大きく上回っていたり下回っている場合は、お医者さん等に相談し食事の献立を考える必要があるかもしれません。

○主食:350g
ご飯2杯、食パン1枚半、うどん等麺類大人の半分で、この目安量になります。

○主菜:卵40g、肉30g、魚40g、大豆等45g
卵は2/3個、肉は薄切り肉1枚強、魚は切り身半分、納豆1パック程度でこの量になります。

○副菜
緑黄色野菜(ほうれん草、にんじん、かぼちゃ等)90g
その他の野菜(白菜、大根等)110g
海藻類、きのこ類15g
芋類50g前後
果物150g
乳製品300g

この時期の子供は規則だ足しい食習慣や好き嫌い等がなければ幼児食から普通食へ移行する時期です。幼児食だと構えないで、大人の食事の量が少し少ない程度に考えていれば気が楽になるかと思います。

幼児食のおやつについて

幼児期の食事は、必要な栄養素がぐっと増える割には食べる量は離乳食期とほとんど変わらないため、1日に必要な栄養を十分に摂り切れないこともあります。2歳ごろになると大人とほぼ同じものを食べられるようになったとはいえ、消化機能もまだまだ未熟ですし1度にたくさんの量を食べることはできません。幼児食では3食のほかにおやつも1食として考え、栄養を補ってあげる必要があります。今回はおやつの重要性とおすすめおやつを紹介します。

おやつは補食ということを意識

「3時になったからおやつをあげなくちゃ」とついおやつの時間にスナック菓子や甘いお菓子を与えてはいませんか?おやつ=お菓子を食べる時間というのは大人の勝手な習慣で、子供にとってのおやつは3食では摂り切ることができない栄養を補うという意味合いがとても強いです。そのためおやつも食事と同じく1食と考えて与えることが理想です。子供は大人と違って運動量がとても多く、1食で摂取したエネルギーでは不足してしまうこともよくあります。子供の体格や成長に合わせて、エネルギーや栄養を補給するため食事のほかに補食としておやつを与える必要があるのです。

おやつは時間を決めて食べよう

補食として考えると、お腹が空いたらいつでもおやつを与えてもいいと思われがちですが、ダラダラ食べは成長に悪影響を与えます。常に何かを食べていないと気が済まなくなり、肥満のリスクも高まります。また口内環境の悪化にもつながり、虫歯ができやすくなってしまいます。おやつは次の食事までのつなぎとして考え、時間を決めて食べさせることが大切です。ダラダラ食べているとついおやつで満腹になってしまい、食事が食べられなくなってしまうことも少なくありません。

素材の味が楽しめるおやつがおすすめ

幼児期は味覚を育てる重要な時期でもあります。小さいうちから塩分や糖分、添加物が多く含まれたスナック菓子ばかり食べていると、将来味覚が鈍くなってしまうということも考えられます。幼児期のおやつは不足しがちな栄養を摂取できるものや、エネルギーに変わりやすいものを選ぶことがおすすめです。

・小さなおにぎり

・お餅

・おせんべい

・旬の果物

・蒸かしたいも類

・蒸しパン

おにぎりやお餅はエネルギーに変わりやすく満腹感も得られるので、3時のおやつにぴったりです。おせんべいは少し硬めのものを選び、咀嚼回数を増やしてあげましょう。おやつに果物を取り入れることは、旬の味を楽しむいい機会になります。その季節ならではの果物を選びましょう。栄養価も高く1年を通して購入できるバナナもおすすめです。蒸かしたさつまいもやジャガイモをおやつに出すのもいいでしょう。軽く塩を振るだけでおいしいおやつに変身です。

幼児期のおやつは食の基盤にも

幼児期の食事は、おやつも含め親が決めて与えるということがほとんどです。親が食生活をコントロールできる時期にあえてスナック菓子などを与える必要はありません。幼いころに経験したことは、食の基盤となり将来の食生活にも大きな影響を与えます。幼児期には食材の味をしっかり味わってもらうことに重きを置き、おやつから健やかな体作りをサポートしてあげましょう。