食育は給食などを通して食の大切さを学ぶものだという認識が強く、家庭での食育は必要がないと感じている人も少なくありません。しかし子供の食育は幼児期からの習慣が大きく関わっているといわれていて、家庭での食育が大切なのです。そこで今回は、幼児期からの食育が必要だといわれている3つの理由について紹介します。

朝食を摂ることが重要

現代人は忙しく、大人になると朝食を全く食べないか飲み物だけで済ませてしまうという人が増えます。こういった人が結婚をし家庭を築いた時に、子供も朝食を摂らないようになってしまうことがあります。朝食を食べないと疲れやすかったりイライラしたりと、子供の生活に大きな影響を与えます。精神面や体力面だけでなく、朝食の欠食は学習面でも影響が出るといわれています。朝食は活動するために必要なエネルギーを補給する大切な役割があります。幼いころから朝食を食べない習慣がついてしまわないように、子供と一緒に朝食を摂る習慣をつけることが大切です。幼児期から身についた朝食を食べるという習慣は、大きくなったときに朝食の大切さを改めて知るきっかけにもなります。

食の知識は幼いころから身につけたい

新鮮な野菜や魚、お肉などを選ぶためには、どのようなものが新鮮なのかという知識が必要です。食卓に上がる食材を選ぶ際も、食品表示や産地を知っておく必要があります。食材を選ぶための知識や技術は、大人になってから学ぶことももちろんできますが、一緒に買い物に出かけて、いろいろな食材を実際に手に取って見るということは大きな経験値となります。幼児期ではまだ産地などに関しては難しい面もありますが、今の季節はどんなものが旬なのかということを教えることはできます。季節によってスーパーに並ぶ野菜や果物が変わること、また変わらずにずっとあるものなどを知ることは、実際にお店に出向かないと知ることができません。幼いころに体験したことは大人になってからも残り、季節に合わせた食材を取り入れるスキルを身につけることができます。

家庭で食べる日本食の大切さ

近年日本では食の欧米化が進んでいます。お米や魚の消費量が減っているのは、食の欧米化が進んでいることが原因だといわれています。食生活の多様化は決して悪いことではありません。しかし家庭での食事は、やはり日本型の食生活が好ましいです。日本食はメインのおかずが魚で、野菜の副菜が2品ほど、それにお味噌汁といういたってシンプルではありますが、栄養バランスに優れた内容です。主食はお米を中心にし、地元の野菜や魚などを意識して取り入れることも食育のひとつです。洋食は揚げ物など子供受けするメニューですが、洋食が続くと脂質や糖質の摂取量が増えてしまうこともあります。健やかな成長のためには、和食を中心とした食事を家庭から始めていくことがポイントです。だからといって無理は禁物です。和食がいいからと固執してしまうと疲れてしまいます。1回の食事で1つは和食を取り入れるだけでもOKです。煮物やおひたしは副菜にぴったりですし、野菜もたっぷり摂れるのでおすすめです。いろいろな野菜を使った和食の副菜のおいしさを、子供にも知ってもらいましょう。