「みかん」と言っても多品種の柑橘が栽培され年々新しい名前を耳にします。日本で「みかん」と言えば「温州みかん」のことを指すことが多いでしょう。温州みかんの旬は冬ですが、ハウスみかんや早生みかんなどがあり、長い期間手に入りやすくなっています。最近では酸を減らし糖度を高くするなどの品種改良がされていて、赤ちゃんにも食べやすく離乳食に適した食材になっています。温州みかんの栄養面や離乳食の時期によっての食べさせ方、調理方法、おすすめレシピなどをご紹介します。

みかんの栄養成分とカロリー

みかん100g当たりのカロリーは46kcalで(参考:五訂日本食品標準成分表)低カロリーの果物ですが、ビタミンCや、クエン酸、ペクチン、βクリプトキサンチンなど体に良い成分を多く含んでいます。

*ビタミンC

風邪の予防になります。

*クエン酸

疲労回復と血液をきれいにする働きがあります。

*ペクチン

お腹の調子を整える働きをし、便秘の予防になります。

*βクリプトキサンチン

発がん抑制効果や、骨粗鬆症の予防効果があります。

幼児食でみかんを食べさせて良い年齢と注意点

みかんは、離乳食の初期(生後5~6カ月頃)から食べさせることができますが、みかんの果実をのどに詰まらせてはいけませんので、皮をむいて袋から果実を出し、よくすり潰してから食べさせましょう。急に酸っぱいものを口に入れると驚いてしまう赤ちゃんもいます。何度か食べさせて慣れるまでは加熱をして食べさせることをおすすめします。加熱することで酸度が和らぎ食べやすくなります。どんな食材でも食物アレルギーを起こす可能性はあります。みかんを最初に食べさせる時は病院で診察してもらえる時間帯にしましょう。食べさせた後は、口の中がかゆくなっていないか、口のまわりに湿疹が出ていないかなど、30分くらいは変化を注意してみておく必要があります。酸っぱくて嫌がるのか、違和感があって嫌がるのがわかりづらいので、最初は果汁をお湯で薄めて酸っぱさを抑えて飲ませてあげると良いでしょう。

幼児食で人気みかんの食べさせ方

離乳食初期

この時期は噛んで飲み込むことができませんので、袋から果実を出し、よくすり潰してお湯で薄めたり、ミルクで薄めたりして酸味を抑えて食べさせてあげましょう。さつまいもをすり潰しお湯でのばして潰したみかんを入れてデザート感覚で食べさせてあげると喜びます。

離乳食中期

食べられる果物も増えている時期です。赤ちゃん用の無糖のヨーグルトに入れてフルーツヨーグルトにしてあげると見た目もきれいなおやつになります。果物がのどにつまらないように大きさに気を付けてカットしましょう。

離乳食後期~完了期

デザートとしてそのまま食べさせることが出来ます。のどにつまらせてはいけませんので、中の袋の皮をむいてあげるか、袋を切ってあげるなど工夫をしましょう。食べている時はそばにいてあげることが重要です。

〇みかんサンドイッチ〇

自分で食べる楽しさを覚える時期です。パンなどを好んで食べる赤ちゃんには、サンドイッチ用の食パンにヨーグルトを塗って、小さく切ったみかんをならべてサンドイッチにしてあげると喜びます。バナナやいちごも同様にしてあげると良いでしょう。

みかんの保存方法

みかんの缶詰など一年中手に入る保存食がありますが、甘いシロップにつかっているのでなるべく生の果物を使いましょう。もし缶詰を使うことがありましたらペーパーでシロップをふき取りましょう。みかんは冷凍保存も可能です。皮をむいて袋から出し、すり潰してから製氷皿に入れ、ブロックにして保存すると便利です。

フリージングを活用して幼児食を乗り切ろう!

幼児食を食べ始める1歳半ぐらいの子供は全て自分でやりたがりますし、行動範囲が赤ちゃんの頃に比べてだいぶ広がります。そのため、目を離すことはなかなか難しく、幼児食作りをゆっくりするという時間が取れなくなってしまう可能性があります。そこで、幼児食作りを楽にするために、時間のある時にまとめて作り、あとはフリージングをして保存し、使う分だけ解凍する方法をお勧めします。

フリージングがお勧めの理由

離乳食同様、まとめて作って小分けにして冷凍する方法はとても役に立ちます。どうしても大人メニューからとりわけできない場合や、時間がなくて子供だけでも食べさせたいという時に重宝します。小さく切ったゆで野菜を冷凍しておくだけでおかずの一品が早くできるので、フリージングはとても有効な手段といえます。

フリージングできる期間

冷凍保存したものは離乳食同様だいたい1〜2週間で食べきるようにしてください。大人であれば胃腸が発達しているので1ヶ月ぐらいは平気ですが、まだ成長途中の幼児期の子供たちの胃腸は未発達ですので、お腹を壊してしまう可能性があります。いくらフリージングしてあると言っても食材によっては傷んでしまうこともあるので気をつけましょう。

解凍方法

小分けにして冷凍保存するわけですが、それを使う場合は必ず火を通して使いましょう。自然解凍では雑菌が繁殖する恐れがあります。必ず鍋で温めるか電子レンジで加熱しましょう。

フリージングのできる幼児食レシピ

○バナナパンケーキ
子供のおやつにぴったりのバナナパンケーキです。フリージングしておけばおやつの時間にさっと出せて便利です。

材料
バナナ 1本
薄力粉 100g
ベーキングパウダー 小1
卵 1個
牛乳 90CC

作り方
ボウルに薄力粉とベーキングパウダーを入れ泡立器でかき混ぜる。
別のボウルにバナナを入れ細かく潰す。さらに卵と牛乳を混ぜ合わせる。
最初のボウルにバナナの入った液体を混ぜ合わせ粉っぽさがなくなるまでしっかり混ぜる。
熱したフライパンに油(またはお好みでバター)をひき、おたま1杯分ずつ焼く。
両面がきれいに焼けたら出来上がり。

フリージング方法
粗熱がとれたパンケーキを1枚ずつラップで包んで冷凍庫へ。解凍する時はレンジまたはオーブントースターで加熱する。

○バターの香るサツマイモ餅
こちらも子供のおやつやあともう一品欲しいという時にお勧めのメニューです。バターの香りが食欲をかきたてます。

材料
さつまいも 2本
片栗粉 大3
砂糖(はちみつ) 大3
バター 20g

作り方
サツマイモの皮をむき2㎝ほどの輪切りにして水でさらしたら柔らかくなるまで茹でる。
柔らかくなったら一旦お湯を捨て、こながふくまで火にかけておく。
(レンジで加熱しても大丈夫です)
サツマイモを取り出し、ボウルに入れ、片栗粉、砂糖を入れてよく混ぜる。
混ぜ合わせたタネをたべやすい大きさに整え、フライパンにバターを熱して両面をこんがり焼く。

冷凍方法
粗熱が取れた後一つずつラップに包んで冷凍保存。食べる時は解凍せずにフライパンでバターで焼くと香ばしく仕上がる。

幼児食のお弁当作りのポイントは?

春になると子供が園に入園し、お弁当作りが始まるeiyuiです。幼稚園のお弁当作りは3年ぶりで、少しドキドキしています。初めてお友達と食べるお弁当、しっかりきちんと食べて欲しいのが親心。その為には、どのようなことに気をつけたらよいのでしょう?まとめてみました。

幼児食のお弁当の栄養バランスは?

まず大切にしたいことは栄養バランスです。幼児食は子供の体をきちんと作る栄養源なわけですから、お弁当も同じです。基本の栄養バランスは「主食+主菜+副菜」です。主食はごはんやパンなど80~120g程度、主菜は肉・魚・卵のおかずを副菜は野菜のおかず60~100g位を心がけましょう。副菜は1~2品あると複数の野菜を取ることが出来ます。

幼児食のお弁当は食べやすさも配慮

集団で食べるお弁当というのはいつもの食卓とは違い子供は色々な事に気をとられがちになります。お友達の様子や自分と違うお弁当箱やおかずに興味津々になることもあるでしょう。初めのうちは栄養バランスに気をつけながらも食べなれた料理をつめてみてはいかがでしょうか?食の細いお子さんには小さめのお弁当箱がおススメです。また、肉や魚などは食べやすく一口大に切ってから調理すると、火が通りやすく仕上がりもきれいに出来ます。間仕切りやケースを使い片寄らないように隙間なく詰め、汁気のあるものはしっかり汁気を切るようにしましょう。ちなみに我が家は上の子供の時に、おにぎりを小さめにつくり詰めていました。ごはんの量は減らさずに小さいものを4つ作り、慣れてきたら2つ、2つにも慣れてきたら大きいものを1つというような感じで進めました。

幼児食のお弁当を手早く作るポイントは3つ

朝食作りにお弁当作りとなると手早さが要求されます。その為のポイントは3つです。

①電子レンジを活用し、野菜に火を通しましょう。短時間で火がとおります。水分を飛ばしたい時にはラップをしないと良いです。

②前日に下準備をしましょう。野菜は切っておいたり、肉や魚は食べやすい大きさに切って下味をつけておくと楽です。

③残りのおかずも有効活用しましょう。小分けにして冷凍し活用しましょう。また残りのおかずをお弁当に詰める時には必ずもう一度火を通してから使用しましょう。

幼児食のお弁当で食中毒を起こさないためのポイントは4つ

お弁当は作ってから食べるまで時間があきます。その為、食中毒に配慮が必要です。大好きなお弁当で食中毒を起こさないためのポイントは4つです。

①お弁当箱はきれいに洗って乾かしておいたものを必ず使用しましょう。

②詰める時には必ず冷ましてから詰めましょう。ポテトサラダ・生野菜サラダ・和え物はいたみやすいので注意しましょう。

③詰める時には、清潔な箸・スプーンを使い、出来るだけ素手で触らないようにしましょう。

④夏場は保冷パックをお弁当に添えて持たせるのも効果があります。ゼリーなどを持たせても良い場合は予め凍らせておいたゼリーをお弁当箱に添えて持たせるのも効果があります。

幼児食のお弁当でコミュニケーションをとりましょう

手をかけて作ってくれたお弁当をきれいに食べてもらえるように、お弁当を通して会話をしましょう。「食べやすかった?」「どうしてのこしちゃった?」「美味しかった?」などお弁当一つでも会話ができます。きちんと食べてくれた時は「食べてくれてありがとう」と一言添えるだけで、お子さんも嬉しいのではないでしょうか?