離乳食を卒業したら、外食もそのまま食べていいのか

離乳食を卒業しても、5歳までは、完全に大人と同じ味にしてはいけません。腎臓や肝臓の機能が、まだ十分ではないからです。

外食として、幼児が食べていいものとはどんなものでしょう。普段、食べることの多い外食の中から、食べてもいいメニューをさがしてみましょう。

ファストフード

ハンバーガーやフライドチキン、たこ焼きに焼きそばなど、手軽に食べられるファストフードは、子供にも人気です。

気を付けなければいけないのは、やはり塩分でしょう。メインのバーガーやチキンだけでなく、添えられているフライドポテトにもかなりの塩が使われています。

ランチにファストフードを利用したら、夕食は薄味のものにしてください。塩分の排出を促すために、野菜サラダや果物を食べるといいです。

ファミリーレストラン

ファミリーレストランでは、幼児食に力を入れてくれています。お子様ランチだけでなく、さまざまなものを選べるように工夫されているので、メニューの選択に困ることはありません。

大人用のものを欲しがっても、しばらくは幼児メニューにしておきます。お母さんのを少し取り分けて、味見させる程度にしてください。

ラーメンやパスタなど麺類

ラーメン店によっては、スープの塩味が薄い、お子様ラーメンを提供してくれるところもあります。ラーメンスープはかなり濃厚なので、欲しがってもあまりあげないほうがいいでしょう。

大人の分から取り分けるのなら、麺は少し柔らかめにしてもらったほうがいいです。

パスタは子供の好きなものですが、塩分の多い、硬い食材が入ったものは選ばないようにしましょう。子供に人気のミートソースやクリームソース、汚さずきれいに食べられたら、ほめてあげるべきです。

蕎麦屋に入ったら、赤ちゃんには蕎麦でなくうどんを注文します。蕎麦アレルギーの危険があるので、しばらく蕎麦は与えません。

寿司

近年、大人気の回転寿司ですが、生ものは赤ちゃんには与えられません。食べていいのは納豆巻き、かんぴょう巻き、卵、コーンマヨネーズなどです。

お店によっては、バンバーグや唐揚げなどのせた、変わりメニューもあります。加熱してあるものですから、赤ちゃんでも食べられるでしょう。

焼き肉

焼き肉はお肉がどうこうの前に、熱い鉄板があるので、赤ちゃん連れには向かない外食といえます。好奇心旺盛な赤ちゃんが、手をださないように、細心の注意を払ってください。

肉はかなりよく焼き、細かくしたものでなければ与えられません。ホルモンなどの内臓類は避け、赤身の柔らかいところだけ与えましょう。

野菜焼きやスープ、ごはんなどは食べられます。生肉をとった箸で、赤ちゃんの食べるものを取り分けたりしないよう、くれぐれも注意してください。

カフェ

赤ちゃん連れでも気軽に行けるカフェがあるなら、お母さんの気晴らしのためにも行ってみましょう。メニューの中に、ケーキなどのスイーツがあると思いますが、洋酒を使っていないか、スタッフに確認してください。

アボカドとエビのサンドイッチ、ターキーのサンドイッチなどは、赤ちゃんでも食べられます。ふわふわのパンケーキなどあったら、赤ちゃんといっしょに楽しんでください。

1~2歳の子にアルコールを使った料理を取り分けて大丈夫なのか

アルコールを使った料理といっても、いろいろなものがあります。調理法によりますが、加熱してアルコール分を飛ばしてあれば、料理を取り分けても大丈夫です。

加熱されないアルコールを使用したものは、おすすめできません。

アルコール分は加熱されると消える

和食でしたら、使用した日本酒のアルコール分を飛ばすことを、『煮きる』といいます。フレンチでは、度数の高いブランデーを振りかけ、そこに火を点けてアルコールを飛ばす、『フランベ』という料理法があります。

アルコール分を飛ばすと、酒類の旨味だけ残って、料理がよりおいしくなるのです。家庭でも昔から、みりんや料理酒を使って、料理をしてきました。煮物などは赤ちゃんにも食べさせたいものですが、みりんや料理酒を使って隠し味にしています。

完全に加熱された料理なら、アルコールは残っていないので、幼児に取り分けても大丈夫です。

みりんが入った甘口の卵焼き、赤ワインを使って煮込んだビーフシチュー、白ワインを使った白身魚のソテー。アルコールを使っていますが、子供の好きな料理はいっぱいあります。取り分けて食べさせてあげてください。

加熱されないアルコールが入ったもの

加熱しないアルコールが使われているスイーツ類が、赤ちゃんには要注意です。

ブランデーケーキ、シャンパンゼリー、赤ワインのジュレなど、お酒をそのまま加熱処理することなく利用したスイーツは、赤ちゃんや幼児には与えないでください。見た目は普通のスイーツと同じなので、欲しがると思いますが、これだけはだめと教えましょう。

赤ちゃんはアルコール処理能力が、ほとんどありません。大人からしたら微量に思える量でも、酔ってしまいます。

アルコールの誤飲に気を付けて

授乳中のお母さんは、アルコールを飲まないようにしていると思います。ミルクのお母さんも、育児中なので酩酊するまで飲んだりはしないでしょう。

離乳完了期が近づき、そろそろお母さんもアルコールも飲み始める頃は、注意が必要です。赤ちゃんは自分で好きなところへ移動できます。テーブルの上にある、おいしそうな飲み物に手を出すかもしれません。

ビール、焼酎、ウィスキー、日本酒など、そのままですと苦みがあり、赤ちゃんも大量に飲む心配はありません。べっと吐き出してしまうでしょう。

ワインは色がグレープジュースと同じなので、勢いよく飲んでしまうかもしれません。けれど苦みが感じられるので、大量に飲むことはないと思えます。

問題なのはジュース感覚の缶チューハイや、カクテル飲料です。多少の苦みはあっても、甘みが強い味ですから、赤ちゃんはジュースだと思って飲んでしまいます。

それともう1つ注意したいのは、お菓子作りのときに使うリキュール類です。甘くていい香りがしますから、瓶の蓋が開けられるようになった赤ちゃんですと、取り出して舐めてしまうかもしれません。リキュールはアルコール度数が高いので、少量でも注意しなければいけません。

赤ちゃんには、大人が持っているようなアルコール処理能力がありません。すぐに急性アルコール中毒になってしまいます。

飲んだ量が少量だとわかったら、母乳、ミルク、牛乳などを飲ませて、しばらく様子を見ます。たんぱく質を含む飲み物は、胃の中に粘膜を作ってくれ、アルコールの吸収を抑えてくれるのです。

発熱、嘔吐、呼吸困難などの症状があるようなら、すぐ病院に連れていきましょう。急性アルコール中毒になってしまったら、病院での処置を急ぐ必要があります。

ハチミツは1歳をすぎた子供の幼児食から取り入れよう

1歳未満の赤ちゃんにハチミツをあげると、中毒症状が出てしまうので、食べさせてはいけない食材とされています。しかし、ハチミツはナチュラルシュガーの一つで、普通の砂糖よりもヘルシーでいいとされています。そこで幼児食にはいつから取り入れられるでしょうか。

1歳未満の赤ちゃんにハチミツを食べさせてはいけない理由とは

1歳未満の赤ちゃんにハチミツを食べさせてはいけないと、知っている人は多いと思いますが、具体的にその理由を理解している人は少ないと思います。その理由はハチミツに含まれている「ボツリヌス菌」にあります。腸内環境の整わない赤ちゃんはハチミツを食べることで、「乳児ボツリヌス症」と言われる食中毒に似た病気を発症してしまう可能性があるのです。もし乳児ボツリヌス症を発症してしまうと消化器官が弱まり、便秘になりやすく、元気がなくなり食欲が落ちてしまいます。さらに悪くなると神経麻痺による呼吸器の麻痺、つまりは無呼吸状態にも陥ることになります。ハチミツを食べた全ての赤ちゃんがかかるとは限りませんが、やはり1歳までは避けたほうがいい食材です。

いつからハチミツを食べられるの?

ハチミツは1歳をすぎた子供から食べられるといいます。このころには腸内環境が整い、乳児ボツリヌス症を発症する危険性が低いとされています。しかし、他にアレルギーがあるのであれば、1歳になってすぐにあげるのではなく、ゆっくり紹介しておくといいでしょう。

ハチミツレシピ

ハチミツはホットレモネードに入れて甘みを足したり、トーストに塗ったりとそのままで食べて美味しい食材です。その他にもハチミツを使ったレシピがあるので、少しご紹介します。

○手作りイチゴジャム
添加物不使用、ハチミツによる自然な甘みのジャムはいかがでしょうか。余計なものは一切入っていないので、子供にも安心して食べさせられます。

材料
イチゴ 500g
ハチミツ 大5

作り方
イチゴを小さめに切る。
切ったイチゴとハチミツを鍋に入れ弱火で火にかける。
とろっとしてきたらジャムの完成。

○さつまいもの甘露煮
砂糖の代わりにハチミツを使った甘露煮です。砂糖に比べて少量で甘みがつくので、ヘルシーに仕上がります。

材料
さつまいも 2本
ハチミツ 大2
塩 小1/2
水 150ml
レモン汁 少々

作り方
さつまいもを食べやすい大きさに切る。
鍋に水、さつまいも、ハチミツ、塩を入れてさつまいもが柔らかくなるまで煮る。
鍋に汁気がなくなってきたらレモン汁をいれて完成。

○大根ハチミツ
子供が風邪をひいたときに大根ハチミツはいかがでしょうか。ハチミツは喉のヒリヒリ感を和らげる効果があります。

材料
大根
ハチミツ

作り方
大根の皮を向き、一口大に切る。
密閉容器に切った大根を入れ、ハチミツを入れる。
ハチミツは大根がしっかり隠れるぐらい入れる。
冷蔵庫で冷やしできあがり。
出てきた水分で薄められたハチミツ液が喉の痛みを和らげてくれる。

ハチミツの危険性、レシピ等ご紹介しました。ハチミツは1歳未満の赤ちゃんにはあげないように、1歳過ぎたら幼児食にぜひ取り入れていきましょう。幼児食の献立に使えば優しい甘みになりますし、風邪のときにも効果的な食材です。上記レシピ以外にも煮物で砂糖代わりに使ったり、照り焼きの砂糖代わりに使ったりと、バリエーション豊かに使えます。ぜひハチミツを有効に活用しましょう。