赤ちゃんはお母さんのお腹にいるとき、たくさんのものをもらっています。病気に対する免疫力などもそうですが、鉄分もお腹にいるときにしっかり蓄えて、赤ちゃんは生まれてくるのです。

その蓄えた鉄分も、9ヶ月の離乳後期あたりから、なくなってきてしまいます。ですから鉄分のあるメニューを、より多く与えなければいけなくなるのですが、では鉄分とはどんなものに含まれているのでしょう。

母乳のお母さんは鉄分を十分に

妊娠中から鉄分の必要性は、担当のドクターなどから教えられていたと思いますが、授乳を開始したら自身の食事には特に注意が必要です。

母乳を作り出しているのは、実は血液です。水を飲めば、それだけで母乳になるのではありません。血液の中に溶け込んだ栄養素を元にして、母乳にして出しているのです。

血液がよい状態でいるためには、鉄分が必要になってきます。不足すると貧血になってしまいますから、お母さんは自分が貧血になっていないか、確認してみてください。貧血しているお母さんからの母乳は、赤ちゃんにも望ましくありません。

お母さんが貧血になると

貧血になると立ちくらみやめまいがして、少しの散歩や買い物でも、息切れがして苦しくなったりします。疲れているのに、よい睡眠がとれていないと感じるなら、それね貧血の症状です。

これらの症状だけでなく、貧血すると気分がとても落ち込み、鬱のような状態になってしまいます。これは血液中のヘモグロビンが減少しているため、酸素を全身に十分に行き渡らせることができなくて、起こる症状なのです。

お母さんが食べたい鉄分の豊富な食品

動物性たんぱく質のほうが、鉄の吸収率は高いです。もっとも代表的なのはレバーでしょう。牛、豚、鳥、どのレバーでも鉄分が豊富です。レバーペーストにしても、鉄分は多く含まれています。

どうしてもあの匂いが苦手というお母さんは、無理せずカツオ、イワシなどの赤身魚や、牛の赤身肉で鉄分をとりましょう。

植物性ではホウレンソウ、ヒジキ、大豆などに鉄分は多く含まれています。味噌にも鉄分はあるので、同じように鉄分が含まれるシジミ、アサリ、油揚に豆腐、アオサノリなどのみそ汁がおすすめです。

ココアも鉄分豊富な飲み物です。赤ちゃんはまだ飲めませんが、お母さんはぜひ飲んでください。

赤ちゃんが食べたい鉄分豊富な食品

離乳後期になったら、鉄分の豊富な食品を選んでいきます。離乳中期から与えられる、ベビーフードのレバー製品はおすすめです。レバーペーストのようにパンにぬったり、野菜のディップソースとして使用するのもいいでしょう。

卵アレルギーがなかったら、卵の黄身もおすすめです。同じ卵でも白身のほうは、残念ながら鉄分はほとんどありません。

ノリも鉄分が豊富です。ひきわり納豆に青ノリを添えれば、鉄分豊富なメニューになります。

豆類も鉄分が豊富ですから、シチューに入れたりして、積極的に食べさせましょう。大豆を粉にしたキナコは、赤ちゃんが好きで食べさせやすい食品ですが、鉄分がとても豊富です。

果物ではプルーンが鉄分豊富なイメージですが、干しぶどうも同じように鉄分が豊富です。赤ちゃんにはそのままあげるより、湯通しして柔らかくしてから、蒸しパンに入れて食べさせてください。サツマイモのサラダなどに混ぜても、喜ばれます。