赤ちゃんが食べ過ぎるとしても、まだ肥満を心配することはありません。今がぷくぷくしていても、赤ちゃんの月齢が進み歩き始めると、運動量にともなってほっそりしてきます。

食べない悩みを持つお母さんからしたら、うらやましい悩みですが、毎回、離乳食が足りないと泣かれるのも、やはり悩むところでしょう。

好きなだけ食べさせてもいいのですが、注意しなければいけない点もあります。どんなところに注意が必要なのでしょうか。

食べる量は倍でも、調味料は同じ

離乳中期からは、少しずつ調味料が加わります。離乳食を倍食べる赤ちゃんですと、調味料も倍とってしまう恐れがあります。

ころころ太っていても、赤ちゃんの腎臓の処理能力が、特別高いわけではありません。塩や砂糖の量は変えずに、薄味で調理されたものを食べさせてください。

また調味料だけでなく、たんぱく質も取り過ぎると、肝臓に負担がかかります。ですから倍食べるからといって、肉や魚の量も倍にすることは控えましょう。

どんなものなら好きなだけ食べさせていいのか

主食は好きなだけ食べても大丈夫です。ただおかゆを3杯も食べるようでは、やはり食べ過ぎの心配もあるので、そういったときはごはんの炊き方を、軟飯に変えましょう。

かみ応えのあるごはんにすると、いきおいよく飲み込むことができません。口の中でしばらくもぐもぐしていなくてはならなくなって、満腹感が増します。

野菜料理も、好きなだけ与えて大丈夫です。茹でたかみ応えのある野菜と、たっぷりのスープで煮込んだ野菜、2種類作れれば理想的です。

ごはんが軟飯になると、おかゆに比べて水分が減ります。その分、汁物で補いましょう。またたっぷりの汁物は、それだけで満腹感が得られます。ジャガイモやニンジン、豆などを煮込んだスープは、野菜の栄養もとれて理想的です。

果物は食事の最後にだします。つかみ食べができるようになったら、リンゴやバナナなど、食べやすい大きさにカットして与えましょう。

毎回、果物が出てきたら食事は終わりと、決めておくといいです。もっと食べたいという気持ちがあっても、まずは目の前にある果物を食べたいので、お代わりは要求しないでしょう。

水分はたっぷり与えます。食べる量も多いので、便秘になったら大変ですから、麦茶や白湯はいつでも飲めるようにしておきましょう。

肥満にさせないために

歩き回るようになれば、自然と赤ちゃんの体は引き締まっていきます。そうなる前に、つかまり立ちやハイハイができているでしょうか。動き回りやすいように、環境を整えてあげましょう。そしてお母さんも、体を使って遊んであげてください。

離乳まで、母乳は好きなだけ飲ませても大丈夫ですが、ミルクの場合、気をつけなければいけません。月齢に沿った量以上に飲ませてはだめです。離乳食だけでなく、ミルクも倍与えるようなことがないように、注意してください。

離乳が完了した後からは、食べ過ぎに注意します。幼児期の肥満が、将来の肥満を引き起こす原因となるのです。欲しがるからと、一日中なにか食べているようなことのないよう、食事時間は守らせてください。

甘いおやつや、脂っこい料理ばかり欲しがるようでしたら、もう1度食生活を見直しましょう。薄味を基本に、さまざまな食品を食べさせてあげてください。