食欲がない子に比べて食欲がある子はそこまで心配はしませんが、それでもたくさん食べる我が子をみて、こんなに食べさせてもいいのかと不安になることだと思います。大人顔負けの量を食べる子供をみてお腹を壊さないのか、肥満になってしまわないのか、などと悩んでしまうことも出てくるでしょう。そんな時の対処の仕方をお教えます。

お腹いっぱいたくさん食べさせても大丈夫?

まずはこの答えですが、大丈夫です。身長と体重が成長曲線内に収まっているのであればなんの心配をありません。活発に動き、エネルギーもたくさん消耗し、それにより筋肉が発達する幼児ですので、栄養バランスのとれた食事を与えているのであれば問題はありません。ただし、今後太ってきたり、体調不良の訴え等をした場合は医師との相談の元、メニューを見直していく必要があるでしょう。

食べ過ぎを抑えるポイント

○いただきます、ごちそうさまの区切りをつける
子供に自分の分のご飯の量を知らせ、きちんといただきます、ごちそうさまで食事を始め終わらせることを教えましょう。

○自分で食べさせる
幼児食期の子供は手先が器用になり、こぼしながらでも自分で食べることができます。汚すのが嫌だから、子供が疲れるから、などと食べさせる言い訳を考えるのではなく、ぜひ子供に自分で食べさせる習慣をつけさせましょう。これによりゆっくり食べられるようになり、咀嚼回数が増え少量でも満腹感が出てくるはずです。

○時間のかかる食べ物をあげる
しっかり噛んで食べられる物をあげるといいでしょう。子供の歯も十分に発達してくる時期です。いつまでも柔らかい物ばかりでは食べ物を噛み砕くという練習になりません。例えば食パンよりもトーストをあげたり、マッシュポテトよりもポテトフライをあげたりなど、噛む回数が多いメニューにするといいでしょう。ただし、子供の歯の成長も個人によって異なりますので、子供が食べづらさを訴えたなら柔らかめにするなど工夫するといいでしょう。具材の大きさに関しても同じことが言えます。大きめにして噛む回数を増やす反面、噛むよりも飲み込んでしまうことが多い場合は具材を小さめにカットするといいでしょう。

○糖分、脂肪分の少ないものをあげる
肥満になる食べ物は糖分、脂肪分の多い食べ物になります。お手軽だからといって市販のスナック菓子やキャンディー、ジュースをおやつとしてあげるのではなく、果物や野菜、ヨーグルト等をあげましょう。また牛乳も飲みすぎると肥満の原因になります。1日に適正量をあげたのなら、その他の水分補給は水やお茶にしましょう。

○野菜でかさましする
食物繊維の多い野菜をたくさん取り入れた献立にするといいでしょう。基本的に野菜はビタミンと食物繊維が含まれているので、肥満になる食べ物ではありません。ご飯を食べ過ぎだと思ったら、野菜を入れて炊き込みご飯にするなど工夫しましょう。

○しっかり運動をさせる
食べた分運動する、が基本のことです。1日に少なくとも1回は運動させるようにしましょう。外遊びで思い切り遊ぶのもいいですし、歌を歌ったり、ダンスをしたりするだけでもカロリーは消費されます。ぜひ子供の好きな遊びをしてしっかり体を動かしましょう。

最後に

幼児食の時期では子供の満腹中枢はまだ未発達です。そのため少なめに食べる、というような高度なことはできません。それよりも食べ物の材料について説明したり、調理方法を教えたりと食育をしながら食事をしたり、副菜をまとめておくのではなく、小鉢に少しずつのせたりするなど少量でも多く見せる工夫をして、食べ過ぎることを抑えるようにしましょう。しかし最初にも述べましたが、多くてもそれが子供のエネルギー量にあった分食べているのであれば何も問題ありません。ストイックになりすぎないようにしましょう。