2歳前後になると始まるのがイヤイヤ期。この時期幼児食を食べてくれなかったりするときちんと栄養が摂れているのか不安になってしまう時期でもあります。しかし「遊びたいから食べたくない」「嫌いだから食べたくない」「食べる気分じゃない」というのであれば子供が食事をする準備を整えるのを待ちましょう。このとき、2歳児に必要な栄養はどのぐらい必要なのか知っていれば後から調節することが可能ですので、心配することはありません。また、食事を楽しくするポイントもご紹介しますので参考にしてください。

2歳児が1日に必要な栄養

主食:ご飯ー子供茶碗軽く2杯弱、食パン1枚
主菜:豚ロース肉1枚程度、鳥ささみ100g、卵1個
副菜:野菜を中心にした副菜2点ほど
乳製品:牛乳コップ2杯

これらは大体大人の量の半分ぐらいの量になります。この量を上手に献立に取り入れましょう。

実際の献立例

朝:トースト、卵焼き、野菜サラダ、牛乳1杯
昼:焼きそば(キャベツ、人参、もやし、豚肉入り)、りんご
夜:ご飯、味噌汁(豆腐、わかめ)、から揚げ、温野菜(人参、ブロッコリー、カリフラワー)
おやつ:牛乳1杯、蒸したさつまいも

朝、昼、夜の3回の食事で全てが補えないときは、おやつでたりない栄養を補うようにしましょう。また、1日食事がうまくできなくても大丈夫です。2〜3日かけて挽回することができるので、その日きちんと食事をさせられなかったと落ち込む必要はありません。長い目で見守りましょう。

食事を楽しくするポイント

どうしてもイヤイヤして食べてくれない、遊んでばかりで食事をしたくない、という場合には次のことを実践してみください。毎日の習慣にすればきっと自然に食卓についてくれるようになるでしょう。

○子供と一緒に食事をする
一人でする食事は大人でも味気ないものです。時間がないから、と一人で子供に食事をさせていたのであれば、子供も食事をする気がおきません。ぜひ一緒に食事をし、会話を楽しんでください。お母さんが「これ、美味しいね」なんて言葉をかければ子供もきっと美味しく味わうことができるでしょう。

○子供の自立心を尊重する
「子供がご飯をこぼすから」「フォークはまだ使えないから」などと理由をつけてお母さんやお父さんがご飯を食べさせてはいませんか。2歳の子供は全てのことを自分でやりたがりますし、焦らず見守っていれば自分のペースで食事もできるのです。ですので、食べさせてあげることをやめて、ぜひお子さんの自分で食べたいという気持ちを尊重してください。そのためにご飯をおにぎりにしたり、食材を小さめに切ったりと、子供が上手に自分で食べられるように工夫するといいでしょう。上手に食べられたときに「すごいね!上手だね!」と褒めてあげると、より効果的です。

○一緒に料理をする
もし子供が食べることに全く興味がないのだとしたら、ぜひご飯を一緒に作ってみることをおすすめします。自分がやったことが形になり、それを食べられるのであれば、まずは一口でも口にするはずです。包丁を使わせるのはまだ早いかもしれませんが、その他の簡単な作業をやらせてあげましょう。卵を混ぜてもらったり、お鍋をかき混ぜてもらったりと、簡単なことでも子供は楽しめるはずです。

○大人と似たような食器に盛り付ける
なんでも大人の真似をしたがる2歳児に、大人と同じような食器を使うのも一つの方法です。「格好いいね、お父さんと一緒だ!」などと褒めるときっと子供も嬉しいはず。ぜひお試しください。ただ、量は子供の必要量、もしくは少し少なめにしておくといいかもしれません。全部食べられたときの子供の満足感は充実しますし、もしかしたらお代わりをほしがるかもしれません。

○嫌いな食材は小さく切って他のものに混ぜる
もし野菜が嫌いな場合は小さく切ってその形がわからないようにしましょう。子供は見た目で味を判断します。その見た目が残っていると食べてくれない可能性があるので小さめに切ってわからないようにすれば食べてくれるかもしれません。それでも野菜を避けてしまうというのであれば、味付けをいつもと変えてみましょう。いつも和食なら洋食にするなど味の変化をさせると新鮮味が出るのでいいでしょう。

○大人と同じメニューにする
幼児食だと構えて子供だけ違うメニューにしないでぜひ大人と同じメニューをあげてください。自分だけ違うものを食べるのは疎外感が生まれてしまうかもしれません。大人からのとりわけメニューなどで子供の分は薄味にすれば同じものが食べられます。同じものを食べることで料理に対する会話も生まれるので、食育にもつながるでしょう。

子供の気持ちをわかってあげる

2歳は特に自分で自分のことが出来始め、自分の意思を人に表示することができるようになる時期です。ですので、この時期にイヤイヤしたり、食べ物の好き嫌いをしてしまうことは当たり前のことです。親からしたらバランス良く食べて欲しい、というのは分かりますが、子供の意思を尊重することも大事です。好き嫌いやイヤイヤ期は誰もが通る道で、子供の成長の証です。これらを乗り越え子供も食事をする習慣を身につけていくので、ぜひ焦らず見守りましょう。食事をすることは楽しいことだ!とまず教えてあげることが大事です。

子供の食欲不振、考えらる原因は?

子供は本能のまま動きます。食べたいときに食べ、寝たいときに寝る、という単純なパターンです。ですので、子供が食欲不振に陥ったときは、何らかの原因があると考えられます。それではどんな原因が考えられるでしょうか。

○好き嫌い
幼児食期の子供は味に好みが出てきます。そのため、一度でも苦手だと思った味は敬遠しがちになります。そのときはその嫌いなものを細かく切ったり、味付けを変えたりと変化を出してみましょう。また、改めてその苦手なものを食べたときは大げさなぐらい褒めてあげると、次回からはもっと食べてくれるかもしれません。

○少食
年齢によって幼児食の目安量はあるものの、子供によって食べる量は変わります。この場合は2〜3日様子を見てきちんと食べられているようであれば心配ありません。お腹をすかせる環境を作ると少食だった子供も変わるかもしれません。

○おやつの食べ過ぎ
規則正しい食習慣が身についていなければ食欲不振の原因につながります。おやつの食べ過ぎがいい例ですが、夕飯前にたくさんおやつを与えてしまえばお腹がいっぱいになり、夕食の時間に食べてくれないことがあります。ぜひ、1日のルーティーンをしっかり作り、食事のリズムを作りましょう。

○疲れすぎ
子供が疲れているときも食欲は落ちます。水分補給をしっかりし、まずは休息を一番に考えましょう。

○緊張している
明日は特別な日だ!と気を張って緊張していたら食欲不振になります。子供の心はとても繊細です。緊張をほぐすようにしましょう。また、下に赤ちゃんが生まれたときも自分に関心がなくなったのでは、と不安になり食欲に現れてしまう可能性があります。ぜひ心のケアを怠らないようにしましょう。

○食事の時間が楽しくない
せっかく一緒に食事を囲んでいてもお父さんは新聞に夢中、お母さんは携帯ばかりいじっている、という状況だったら楽しくありません。食事をしたくなくなってしまいます。せっかくの家族団らんです。ぜひ、目の前のことに集中しましょう。

○味に不満がある
まずい、甘すぎる、辛い、酸っぱい、冷たすぎる、などその味付けが嫌だとやはり食欲はわきません。子供には刺激物は不適切ですし、熱すぎたり冷たすぎたりすると食べることをやめてしまいます。適切な味付け、温度を保った幼児食を提供するようにしましょう。

実は病気の可能性も…

食欲不振の原因は上記に挙げたもの以外にもしかしたら病気が原因の場合もあります。そのときは子供のサインを見逃さないように気をつけましょう。主な病気として考えられるものは以下の通りです。

○虫歯
○口内炎
○風邪
○ウィルス性胃腸炎
○精神的ストレス

これらが原因のときは食欲不振以外にも腹痛、体の不調を訴えるなど症状があります。ぜひ、そのときの子供のサインを見逃さずに対応しましょう。その際は速やかに病院へ行きましょう。早期発見が早期解決の一歩になります。

子供がどうしても食べないときは

病気じゃないから大丈夫、食べさせなければ、と気負うのではなく、無理に食べさせることはやめましょう。もし無理に食べさせようとすれば食事に対して悪いイメージがついてしまうかもしれません。食事を一旦切り上げ、子供が自主的に食べるようになるのをゆっくり見守りましょう。次の食事まできちんと間をあけ、その間運動をさせるなどお腹をすかせるようなコンディション作りをしましょう。

まとめ

以上子供が食欲不振のときの原因をお話ししました。まずは食欲不振の原因を探ることが大切です。食欲不振に合わせて体の不調を訴えている等の場合は病気の可能性がありますので、適切な判断のもと病院へ連れて行くことが大事です。逆に好き嫌いや少食等、子供が成長していく上での問題であれば長い目で見守っていく必要があります。子供が食べなくてイライラするのではなく、その子のペースを尊重し子供に合わせることが大事です。