うどんを使って栄養たっぷりの幼児食を作る

うどんは主食の中でも幼児が大好きで、離乳食から食べさせることができる食材です。スーパー等で簡単に手に入れることができる袋入りのゆでうどんは、買いやすい価格で冷凍保存ができ簡単に調理ができるので幼児食作りには大活躍します。最近では「炭水化物抜きダイエット」という言葉をよく耳にしますが、幼児にとって炭水化物は必要な栄養素です。栄養のバランスを考え、色々な料理に使ってみましょう。うどんの栄養成分や食べさせる時の注意点、おすすめ料理などをご紹介します。

 ゆでうどんのカロリーと栄養成分

ゆでうどん100g当たりの炭水化物は21.6gで、カロリーは105kcalです(参考:五訂日本食品標準成分表)。うどんを食べる時は野菜や魚・肉などを色々と合わせて栄養面を考えましょう。

離乳食から便利に使えるうどんの食べる時の注意点

うどんは、離乳食初期(生後5~6ヶ月)から食べさせることができます。小麦粉で作られているため、食物アレルギーが気になるところです。初めて食べさせるときには、アレルギーの症状が出てもすぐに病院で診察してもらえる時間態を選びましょう。離乳食初期の場合は、うどんを細かくみじん切りにするかフォークでつぶしておかゆを作る時と同様に煮込みましょう。離乳食中期は2~5mm、離乳食後期は1~2cm程度が目安です。上手く飲み込めず、のどにつまると危険ですので、必ずそば見ていてあげましょう。

うどんを使ったおすすめ幼児食

離乳食初期(生後5~6ヶ月頃)

かぼちゃやにんじんなどを茹でて、すりつぶし、おかゆのように細かく切って煮込んだうどんを入れ、野菜うどんにすると、甘みが増し、栄養もある食事になります。

離乳食中期(生後7~8ヶ月頃)

口の中でもぐもぐできるようになる時期です。初期よりうどんの大きさを少し大きくし、野菜をやわらかく煮込んだスープにうどんを加えてあげると良いでしょう。蒸した白身魚などをつぶして入れても美味しいだしになり栄養があります。この時期はまだしょうゆなどで味をつけず、素材から出る味で食べさせたほうが良いでしょう。

離乳食後期(生後9~11ヶ月頃)

色々な食材にチャレンジし、食べられる食材が増えている時期です。野菜や肉、魚、豆腐など、栄養面を考え煮込みうどんやあんかけうどんを作ってあげると喜びます。味付けは子供用のだしを使ったり、風味付でしょうゆを少し使ったりすると良いでしょう。

離乳食完了期(1才頃)

この時期になるとしっかりと食べるようになります。食べやすい大きさに切った肉や野菜を炒め、焼うどんを作ったり、キャベツやたまご・肉・1cmくらいに切ったうどんを混ぜ合わせ焼いてお好み焼き風にしたりして、うどんを使った幼児食が短時間で作れます。幼児食の味付けは基本薄味です。大人用の野菜スープをたっぷり作り、野菜のだしが出たスープを使うと美味しいうどんが作れます。子供用にスープを取り分けた後、大人用のスープに味付けをして調理しましょう。

うどんの保存方法

袋に入ったゆでうどんは、袋から出して包丁で離乳食の時期に合わせた大きさに切り、小分けにして冷凍保存をしておくと便利です。また、お野菜などと合わせた煮込みうどんを製氷皿に入れて凍らしてブロックを保存しても便利です。

雑穀や玄米をあげても大丈夫なのか

雑穀や玄米は、離乳食の時期に与えてはいけません。消化能力が未熟な赤ちゃんでは、雑穀や玄米は消化しきれません。

また玄米は、米アレルギーを誘発する可能性が高いものです。白米ではでなかったアレルギーが、玄米によって始まってしまう可能性があります。

赤ちゃんには不向きな穀類

○玄米

玄米は白米に比べて、ビタミンB1が豊富です。食物繊維も豊富なので消化しづらく、ダイエットしている人には最適のお米でしょう。

白米より栄養的に優れているなら、どうして日本人の日常食が玄米にならなかったのでしょうか。やはり白米の食味のよさというのもありますが、玄米を調理するには白米の倍の時間煮なければいけなくて、燃費の意味で不経済だったのです。

現在は炊飯器で楽に調理できますから、赤ちゃんにもあげてよさそうに思いますが、消化しづらいものであることに変わりはありません。消化機能がよくなる、3歳まではあげないほうがいいと思います。

また玄米は、米アレルギーの抗原値が、もっとも高いものなのです。他の食品のアレルギーに対して、玄米は効果があると言われていますが、米アレルギーになってしまっては、意味がありません。離乳食の時期には、あえて食べさせる必要はないと思います。

○もち米

おもちは離乳食時期には厳禁です。喉に詰まらせてしまうので、欲しがってもあげてはいけません。

また餅米を使用する赤飯も、離乳期の赤ちゃんには食べさせてはいけません。餅や赤飯は消化にいいと思われる人もいるようですが、弾力のある餅米は飲み込みにくく、すぐに硬くなってしまう性質があります。

もち米は離乳食に向いた食品ではありませんので、お誕生祝いなどで赤飯を食べさせたいなら、普通のお米で炊いてあげてください。

○雑穀米

雑穀米も消化吸収が悪いので、離乳食で与えるのにはふさわしくありません。入っている雑穀は栄養価の高いものですが、赤ちゃんには消化できません。どうしても食べさせたかったら、やはり玄米と同じく、3歳以後にしたほうがいいです。

玄米を使った玄米クリーム

マクロビオティックでよく利用されている玄米クリーム、離乳食完了期以降でしたら、食べさせてもいいと思います。

これは一晩水に漬けた玄米をミキサーにかけ、加熱してクリーム状にしたものです。玄米のおかゆともいえます。

味はついていませんから、自分で調理することになります。食物繊維が豊富で、消化しづらいのは玄米をそのまま炊いたときと変わりません。ただ食べやすくなっているので、幼児だったら食べられます。

便秘によく効くので、数日便秘が続くようでしたら、好みの味付けにして、食べさせるといいでしょう。

作るのが面倒でしたら、レトルトの完成品も市販されています。

もしお米アレルギーになってしまったら

米はうるち米系列のササニシキに替えます。または低アレルゲン化食品としてのお米が販売されていますから、そちらを利用するのもいいでしょう。

小麦もアレルギーがでやすい食品です。オートミールなどは、離乳食にも向いた食品ですが、最初に与えるときはやはり注意が必要です。

健康にいいはずの食品も、ときにはアレルゲンとなってしまうことがあります。赤ちゃんにとってもその食品がいいものなのかどうか、よく考えて与えましょう。