アスパラガスを使った幼児食

アスパラガスの原産地は南ヨーロッパから西アジアにかけてとなり、ユリ科クサスギカズラ属に属しています。古くから薬用として利用されていたようで、古代ローマ時代に食用として世界各地に広まったと言われています。日本では、江戸時代にオランダから長崎に伝わってきたのが始まりで、明治時代に入り本格的に栽培が始まりました。現在国内では、北海道,長野,佐賀,長崎,熊本,福島,秋田などで生産されていて、メキシコ,オーストラリア,タイなどからの輸入品も出回っています。生産地によって出荷時期が異なるので、スーパーや八百屋さんなどではほぼ通年で売られています。購入の際は太くてまっすぐな、鮮やかな緑色の物がオススメです、しおれていたり、切り口がスカスカな物は避けるようにしましょう。

アスパラガスの栄養価

アスパラガスは、βーカロテン,ビタミンB1,ビタミンB2,葉酸などを比較的多く含んでいます。他にアミノ酸の一種であるアスパラギンを豊富に含んでいます。以下に、アスパラガスの具体的な栄養価を記していきます。

○アスパラガス(100g当たり)

カロリー  22kcal

βーカロテン  380μg

ビタミンB1 0.14mg

ビタミンB2 0.15mg

葉酸 190μg

アスパラガスは茹ですぎに注意しよう

アスパラガスは、離乳食の中期頃から食べさせらせる食材になります。離乳食の間はしっかり柔らかくなるまで茹でて、小さめに切って食べさせるというのが基本になると思います。その後幼児食に移行してからは、シャキシャキの食感と美味しさを味わいながら食べるようにしましょう。そのためには、茹ですぎないことが大切になります。沸騰したお湯で、サッと茹でる程度で大丈夫です。シャキシャキ感が失われて柔らかくなり過ぎてしまうと、茹で過ぎの状態になります。また、茹で汁が緑色に変わってしまう場合も、茹で過ぎて栄養価が流れ出てしまった証拠になります。そうなる前に、サッと茹でて素早く取り出しましょう。アスパラガス本来の美味しさを、存分に味わって欲しいと思います。

アスパラガスのベーコン巻きのレシピ

〇材料

アスパラガス 3本

ベーコン 2枚

ゴマ油 小さじ1

塩コショウ 少々

〇作り方

①アスパラガスは薄く皮を剥き根元を折り、下茹でして、三等分にしておきます。

②ベーコンを広げてアスパラガスを置き、クルクル巻いて、爪楊枝でとめておきます。

③フライパンにゴマ油をひいて、②を両面焼きます。

④塩コショウをまぶし、きちんと焼き色がついたら完成です。

アスパラガスの王道メニューになります。お弁当に入れると、子供も食べやすく喜ばれます。

アスパラガスのバター炒めのレシピ

〇材料

アスパラガス 2本

じゃがいも 1個

ウインナー 2本

バター 小さじ1

醤油 小さじ1/2

塩コショウ 少々

〇作り方

①アスパラガスは薄く皮を剥き根元を折り、下茹でして、三等分にしておきます。

②じゃがいもは電子レンジで柔らかくなるまで加熱して、一口大に切っておきます。

③ウインナーは二等分程度に切ります。

④フライパンにバターをひいて、アスパラガス,じゃがいも,ウインナーを炒めます。

⑤醤油と塩コショウで味を整えたら、完成です。

子供に好まれるバター醤油味になっています。

春菊を使った幼児食

春菊の原産地は地中海沿岸であり、キク科シュンギク属に属している植物になります。菊の仲間で春から初夏にかけて開花され、葉に切れ込みが少ない大葉が四国・九州地方で栽培されていて、切れ込みがある中葉がそれよりも東の地域で栽培されています。ヨーロッパでは黄色や白色の観賞用の植物として栽培されていて、食用としているのは日本,中国,インド,東南アジアのみになり、日本には室町時代に渡来したとされています。国内では大阪,千葉,群馬,栃木,福岡,兵庫などで栽培されていて、スーパーや八百屋さんなどでは通年で出回っていますが、旬の時期は11月~3月頃になります。特に冬の鍋料理には欠かせない食材として親しまれています。購入の際は、葉が濃い緑色で瑞々しく、茎は短く細めのものがオススメです。茎が太いと固いものが多いので注意が必要です。

春菊の栄養価

春菊はβ―カロテン含有量が豊富な食材です。他にカルシウム,カリウム,鉄,葉酸,食物繊維も多く含んでいます。以下に、春菊の具体的な栄養価を記載していきます。

○春菊(100g当たり)

カロリー 22kcal

β-カロテン 4500μg

カルシウム 120mg

カリウム 460mg

鉄 1.7mg

葉酸 190μg

食物繊維 3.2g

ビタミンC 19mg

ビタミンK 250μg

春菊は茹で過ぎに気をつけよう

春菊は離乳食の後期頃から食べさせられる食材ですが、苦味があったり噛み切りにくい食感から好まない子供が多いのが現状です。食卓への登場シーンや使用頻度もそこまで多くないと思うので、無理に離乳食の時期から食べさせる必要はありません。幼児食に移行して大人と同じものが食べられるようになってから、徐々に慣らしていくのが良いでしょう。その際の注意点としては、茹で過ぎないことです。春菊はほうれん草などとは違いアクがほとんどなく、下茹でをする必要がないので、食べる直前にサッと火を通す程度で十分に食べられる食材になります。逆に茹で過ぎてしまうと、食感と豊富な栄養価が損なわれてしまうので注意が必要です。

春菊入りチヂミのレシピ

〇材料

豚バラ肉 30g

春菊 10g

チーズ(ピザ用) 5g

卵 1/2個

小麦粉 大さじ2

片栗粉 大さじ1

和風だしの素 小さじ1/2

醤油 小さじ1/2

ゴマ油 小さじ1

つけダレ用(醤油,酢,白ゴマ)

〇作り方

①豚バラ肉は一口大に切ります。

②春菊は1cm幅に切ります。

③大きめのボールに卵を割りほぐし、豚バラ肉と春菊を加えて、小麦粉,片栗粉,和風だしの素,醤油,水を加えて混ぜ合わせます。

④フライパンにゴマ油をひいて、③をフライ返しで押し付けながら、両面がこんがり少し焦げめがつくように焼きます。

⑤最後にゴマ油を回し入れたら完成です。

⑥お好みで、つけダレ用に醤油,酢,白ゴマを混ぜ合わせます。

他にも、子供の好みで様々な食材(魚介類など)をプラスしてあげて下さい。

春菊の天ぷらのレシピ

〇材料

春菊 50g

天ぷら粉 適量

揚げ油 適量

塩 少々

〇作り方

①春菊は3cm幅ぐらいに切ります。

②天ぷら粉と水を混ぜ合わせます。

③②に春菊を適量まとめて束にしたものをくぐらせていきます。

④鍋に揚げ油を熱して、③を短時間でサクっと揚げます。

⑤熱いうちに塩を振りかけたら完成です。

そのままでも十分美味しいですが、子供の好みで麺つゆなどにつけても食べやすくなります。

ひじきで栄養アップの幼児食

鉄分、カルシウムたっぷりのひじきを幼児食に取り入れてみませんか。ヘルシーで低カロリーなひじきはとても身体にいい健康食品です。

ひじきの栄養素

○鉄分
栄養がたくさんあると言われているひじきですが、その中でも鉄分が他の食品に比べとてもたくさん含まれています。貧血防止効果があるので、子供の成長に必要な造血作用の効果を高めます。乾燥ひじきの中にはその鉄分が凝縮されているので、少し食べるだけでもとても効果のあるものになります。ビタミンCを含む食べ物と一緒に食べると鉄分を吸収しやすいです。

○カルシウム
カルシウムも重要な栄養素の一つです。カルシウムは牛乳の約10倍もの量が含まれているとされています。カルシウムは子供の成長期に重要な骨を強化する作用がありますし、さらには骨粗鬆症の予防、ストレスを軽減する栄養素だと言われています。

○食物繊維
ごぼうの約7倍も含まれていると言われている食物繊維ですが、整腸作用があります。このため、便秘や下痢の解消に加え、老廃物の排出、さらにはコレステロール値や血糖値等を下げる効果があるので、がん予防にもつながります。

ひじきを使った幼児食

○基本のひじき煮
まずは基本のひじき煮の紹介です。薄味に仕上げているので、幼児にあげても安心です。さらに片栗粉でとろみをつけると食べやすいです。

材料
乾燥ひじき 60g
にんじん 1本
サラダ油 適量
だし汁 500CC
醤油 小1弱
砂糖 大1
みりん 大2弱

作り方
乾燥ひじきを水で戻しておく。
にんじんは小さめに切っておく。
深めのフライパンにサラダ油をひき、ひじきとにんじんを入れて炒める。
そこへだし汁を入れ煮る。
15分ほど煮たら醤油、砂糖、みりんを入れ水分を飛ばすように煮詰める。
水気がなくなったら出来上がり。

○ひじきバーグ
ひじきを入れた鉄分たっぷりのハンバーグのご紹介です。貧血防止、造血効果があるので、幼児食にぴったりです。

材料
鶏ひき肉 100g
豆腐 200g
片栗粉 大1
塩 少々
醤油、みりん それぞれ小2
ひじきの煮物 お好きなだけ

作り方
豆腐をしっかり水切りする。
鶏ひき肉、豆腐、片栗粉をよく混ぜ合わせる。さらにひじきの煮物を入れる。
※塩はいれなくてもよい。
食べやすい大きさに成形し、油をひいたフライパンで焼く。
両面に焦げ目がつき、中まで火が通ったらしょうゆとみりんを入れ照り焼きにする。
ソースがとろりとしてきたら完成。

○ひじきトースト
手づかみ食べにひじきトーストはいかがでしょうか。チーズのトッピングによりひじきがこぼれず手づかみ食べに最適です。

材料
食パン 1枚
とろけるチーズ 1枚
ひじきの煮物 お好きな量

作り方
食パンにひじきをのせ、さらにチーズをのせる。
オーブントースターで焦げ目がつくまで焼く。
食べやすい大きさに切って出来上がり。

○ひじきおにぎり
お弁当にもぴったりのひじきおにぎりのレシピです。幼児だけでなく、妊婦さんにもオススメのレシピです。

材料
ご飯 茶碗2杯ほど
乾燥ひじき 2g
大根の葉部分 10g
桜海老 5g
白ごま お好みで
チーズ お好みで
しょうゆ 小2
ごま油 適量

作り方
ひじきを水で戻す。大根の葉をみじん切りにする。
ひじきと大根の葉を茹でる。桜海老は乾煎りする。
ごま油以外の材料をボウルに入れ混ぜる。
熱したフライパンにごま油をひき、両面がこんがりするまで焼く。

乾燥させないことが大切 山芋を使った幼児食

山芋の原産地は日本と中国であり、ヤマノイモ科ヤマノイモ属に属しているつる性多年草です。日本では古くから栽培されていた野菜で、様々な形の物があり、食用とされている種類は世界で60種類以上に及びます。中国では、漢方薬としても親しまれています。国内では北海道,青森,長野,千葉,長野,鳥取,埼玉,千葉,兵庫,京都,奈良,三重,岡山など幅広く栽培されていて、貯蔵性が高いのでスーパーや八百屋さんなどでは通年で出回っています。水分が多く、粘り気とサクサクした食感が特徴的です。家庭料理から高級料理の食材にわたるまで幅広く使われたり、和菓子の原料としても使われることもあります。購入の際は、皮が薄く傷や凸凹が少なく、全体的にハリがあるものが良いでしょう。ひげ根も少ない物がオススメです。反対に表皮が変色していたり傷んでいる物は、古い物が多いので避けるようにしましょう。

山芋の栄養価

山芋は酵素が豊富な食材になります。栄養価としては、ビタミンB1,ビタミンC,カルシウム,カリウムなどを比較的豊富に含んでいます。またネバネバ成分(糖たんぱく質や食物繊維の仲間)が豊富なことで、疲労回復効果が期待されています。

カロリー 65kcal

ビタミンB1 0.10mg

ビタミンC 6mg

カルシウム 17mg

カリウム 430mg

食物繊維  1.0g

山芋は乾燥させないことが大切

山芋は離乳食の後期頃から食べさせられる食材で、サクサクの食感や、すりおろして他の食材と合わせることでフワフワ感が得られることから、好む子供が多いようです。幼児食に移行後には、大人と同じように多くの食材と合わせたり調味料が使えたりで料理の幅が広がり、より一層美味しさが増します。ここで大切になってくるのが、保存方法です。まず山芋は、乾燥させないということが重要になります。そのためには、購入後は土が付いたままの状態で新聞紙に包んで保存すると良いでしょう。さらに、使用時に余ってしまった分は、サランラップで包んで冷蔵庫で保存するようにしましょう。

山芋のチーズ焼きのレシピ

〇材料

山芋 5~7cm

バター 小さじ1

チーズ(スライスチーズ) 1.5枚

塩コショウ 少々

〇作り方

①山芋は輪切りにして、水にさらしておきます。

②フライパンにバターをひいて、山芋を両面焼きます。

③チーズをのせて、塩コショウをふります。

④チーズが溶けたら完成です。

子供が好きなチーズとの組み合わせになります。チーズは、スライスチーズやピザ用チーズなどお好みの物で大丈夫です。

山芋と牛肉の炒め物のレシピ

〇材料

山芋 5cm

牛バラ肉 50g

ゴマ油 小さじ1

醤油 小さじ1/2

みりん 小さじ1/3

味噌 小さじ1/3

酒 小さじ1/2

にんにく(チューブ) 1g

しょうが(チューブ) 1g

〇作り方

①山芋は半月切りにして、水にさらしておきます。

②醤油,みりん,味噌,酒,にんにく(チューブ),しょうが(チューブ)を合わせておきます。

③フライパンにゴマ油をひいて、山芋を炒めて、取り出しておきます。

④そのままのフライパンで、牛バラ肉を炒めます。

⑤山芋を戻して、②を加えます。⑥味が絡んだら、完成です。

山芋のサクサクした食感が美味しいメニューになります。ポイントは隠し味になる味噌です。汁物ではないので、少量で大丈夫です。