幼児期の食育のひとつとして、料理に挑戦するということが挙げられます。幼児だと料理に参加させることは難しいのでは、と思われがちですがそんなことはありません。食への関心を高めるという意味では、2歳ごろから料理にかかわりを持たせることが好ましいといわれています。今回は、子供が大好きなカレー作りを通して、幼児期の食育を広げてみませんか?

一緒に買い出しに行こう

カレー作りを始める前に、カレーにはどんなものが入っているのかを考えるところから始めます。子供に「カレーには何が入っていると思う?」「何が入っていたらおいしくなるかな」と問いかけてみましょう。ニンジンや玉ねぎ、ジャガイモのほかにトマトやナスなど季節の野菜を入れてもいいでしょう。お肉は家族で相談して好みのものを選びます。カレーに入れる具材が決まったら一緒に買い出しに行きます。おいしい野菜の選び方を教えながら買い物かごにどんどん追加していきましょう。食材の買い出しは1歳ごろからできるお手伝いで、立派な食育になります。

身支度を整えることも大切

食材を触る前に、エプロンをしたり髪の毛を束ね、清潔に調理ができるように身支度を整えることも大切です。身支度をすることでごみやほこりが入るのを防ぐ目的があることを伝えましょう。手洗いをすることや調理器具が清潔であることの重要性を教えることも食育のひとつです。手や調理器具が汚れていると、食中毒のリスクが高まることをわかりやすく教えてあげるといいでしょう。

実際にカレー作りに挑戦

食材がそろったらいよいよカレー作りに挑戦です。野菜を洗い、皮をむくところまでは幼児期であれば問題なく挑戦させてあげられるでしょう。6歳ごろになれば包丁を使わせてもいいですが、包丁は間違った使い方をするとけがをしてしまうことをきちんと伝えたうえで使用させることが大切です。包丁を使うことが難しいようなら、食材のカットは大人がやってあげましょう。ニンジンやジャガイモは輪切りにして、型抜きを子供にやってもらうのもおすすめです。カレー作りには炒める、煮る、という工程があるので、いろいろな調理方法があることも学べます。野菜の型抜きをしたりルーを入れたりすることは、2歳ごろから参加することができます。ちょっとずついつものカレーに近づいていくワクワク感が、食に関する興味を大きく膨らませてくれます。

出来上がったらみんなで食べよう

カレーが完成したら、ぜひ家族みんなで食べてください。「これは私が選んだお肉だよ」とか「野菜の型抜き楽しかったね」とか、カレー作りをして楽しかったことをおしゃべりしながら、おいしく食べることが大切です。野菜嫌いの子供でも、カレーに入っているとなんでも食べられるという子も多いですから、あえて苦手な野菜を入れてみるのもおすすめです。苦手な野菜を食べられたときは、「自分で作ったら食べられたね、すごいね」と褒めてあげてください。褒められたことで自信がつき、苦手意識を払しょくすることにもつながります。食べ終わった後は後片付けまでしっかりやらせましょう。食事をすることは食べて終わりではなく、次にきれいな食器で食事をするために後片付けも大切だということを知るきっかけになります。