たんぱく質とは

たんぱく質は血液や筋肉などの体の基盤を作る上でとても大切な栄養成分であり、生命の維持と体内の代謝を円滑にしていくためには必要不可欠な栄養素になります。成人の大人では体重1kg当たり約1gのたんぱく質が必要なのに対して、子供は体重1kg当たり1.5g~2gを必要としています。成長が著しい幼児期は、体重当たりで考えると大人以上にたんぱく質を欲していることになるのです。たんぱく質はアミノ酸がいくつか組み合わさって作られているものになります。その中でも「必須アミノ酸」という言葉を耳にしたことがあるかと思いますが、これは10種類ありとても大切な成分になってきます。必須アミノ酸とは体の中で生成することができないため、食品から摂取していく必要があるアミノ酸になります。これらが欠けてしまうと体のバランスが崩れやすくなってしまうので、たんぱく質を含んでいる食材を偏りなく食べるようにしていきましょう。

ここでは、幼児期の成長に大切なたんぱく質をきちんと摂取できるメニューを取り上げていきます。今回は、動物性たんぱく質を多く含んでいる魚類に特化していきたいと思います。

めかじきのピカタのレシピ

〇材料

めかじき 1切れ

塩コショウ 少々

小麦粉 大さじ1/2

卵 1/2個

牛乳 小さじ1

チーズ(ピザ用がオススメ) 5g

青のり(パセリでも良い) 1g

バター 小さじ1

〇作り方

①めかじきを一口大に切り、塩コショウでしっかりめに味をつけておきます。

②大きめのボールに卵を割りほぐして、牛乳,チーズ,青のりを混ぜ合わせておきます。

③①に小麦粉をまぶして、②に入れてよく絡めます。

④フライパンにバターをひいて、③をしっかり焼き、両面に少しこげめがついたら完成です。

めかじきはたんぱく質含有量が高く、且つ脂質が比較的少ない食材になります。切り身は魚の中では珍しく骨がないので、子供には特に食べさせやすくオススメです。白身魚なので味は淡白なことから、最初に塩コショウでしっかりと味をつけておく必要があります。ただ魚は肉に比べて下味が付きやすいので、短時間で済みますよ。また、卵,牛乳,チーズも動物性たんぱく質含有量が高いので、とてもオススメのメニューになります。食べやすいことからお弁当にも向いているので、是非ご活用下さい。

サーモンの竜田揚げのレシピ

〇材料

サーモン(刺身用) 60g

醤油 小さじ1

ゴマ油 小さじ1

にんにく(チューブ) 1g

しょうが(チューブ) 1g

片栗粉 大さじ1/2

揚げ油 適量

〇作り方

①サーモンは一口大に切り、ビニール袋に入れておきます。

②①に醤油,ゴマ油,にくにく,しょうがを入れて、よく揉み込みます。

③サーモンに味が馴染んだら、片栗粉をまぶします。

④揚げ油を熱して、③をカリッと揚げたら完成です。

サーモンは必須アミノ酸を含む、良質のたんぱく質含有量が高い食材になります。大人がサーモンのお刺身を食べる際に、子供はまだ生物は避けたいという場合などにオススメしたいメニューです。お刺身用なので骨がなく、火の通り具合などにも神経を使うことなく作れるので、時間短縮になりお手軽です。上記のピカタと同じようにお弁当にも入れやすいので、試してみて下さい。

 

刺身などの生ものはいつから食べられるのか

離乳完了期でも、まだ生の刺身は食べさせないほうがいいです。赤ちゃんの分だけ、軽く湯通しして与えるようにしましょう。そのときもイカやタコはやめましょう。噛み切りにくいし、消化もよくありません。

上に兄弟がいたり、親戚の子が遊びにきたりしたとき、みなでお寿司を食べることがあると思いますが、赤ちゃんは卵焼きや納豆巻きだけにしておきましょう。生魚による食中毒は、重症化しやすいものです。赤ちゃんが生ものに手を出さないように、十分気をつけてあげてください。

何歳からなら食べられるのか

最近の子供の好きな食べ物といえば、唐揚げ、ハンバーグ、カレーライス、そして寿司です。食品の流通が画期的によくなって以来、刺身や寿司は気楽に味わえるものになってきました。そのため今は、かなり年齢の小さい頃から、生の魚を食べる子供が増えているようです。

けれど消化能力のまだ未熟なうちに、生ものを与えるのはおすすめできません。アラスカに住むエスキモーのように、長年、生肉や生魚で暮らしてきた人たちとは違います。食べ始めるのは、遅ければ遅いほど安心です。

早ければ3歳ぐらいから、刺身を与えているお母さんもいますが、できれば消化能力の発達した5歳以降が望ましいです。

子供が食べたいと言い出したら、最初はマグロやサーモンを少量与えてみましょう。マグロやサーモンは、比較的アレルギーの少ない魚ですが、それでも用心しておいたほうがいいです。

変化がないようでしたら、少しずつ、食べる量を増やしていきますが、いくら好きだとはいえ、幼児期に大量に同じものばかり食べることは、できるだけ避けたいものです。

マグロが大丈夫なら、ヒラメ、タイ、ハマチなども食べられます。魚卵のイクラ、トビコなども食べられますから、少量ずつ食べさせて様子をみましょう。

エビやカニは、生より1度湯通ししたもののほうが安全です。生はアレルギーを発症しやすいのです。茹でたエビで十分おいしいのですから、生のものを急いで食べさせる必要はありません。

もう少し食べないでいて欲しいもの

噛み切りにくい、イカやタコ。大人でもアレルギーの多い生の貝類。サバ、イワシなどの青魚の刺身。これらは刺身の舟盛りなどで、一緒に盛られてでてきても、子供には与えないで欲しいものです。

青魚では、アニサキスという寄生虫による食中毒が心配されます。アニサキスは70度以上の熱を加えれば、完全に死滅しますから、子供にサバやイワシを与えるときは、加熱調理したものだけにしてください。

食べられるようになっても、風邪で熱があったり、前日、別のものでお腹をこわしていたりするときは、生ものは食べないほうがいいです。

食欲のないときなので、さっぱりした寿司ならいいだろうと 思われるでしょうが、生ものは消化によくないのです。

生肉はさけたい

生肉の刺身は、年齢が5歳を過ぎてもおすすめできません。

鹿肉、牛肉、鳥肉、これらは生、または限りなく生に近い状態で、料理としてだされることがありますが、子供には与えないようにしてください。子供が欲しがったら、火をとおして調理したお肉を、食べさせるようにします。

生肉は大人でも、食中毒になる可能性の高い食品です。ですから生肉を取り分けるのに使った箸で、子供のものを取り分けたりすることも、絶対にしないでください。

はんぺんを使った幼児食

はんぺんとはスケトウダラなど魚のすり身にすりおろしたやまいもを混ぜて練った練り製品のことを言います。主に煮物、揚げ物、おでん等に使われそのふわふわとした食感がとても人気の食べ物です。

はんぺんは手軽に手に入る食材で、そのふわふわの食感から幼児食にも向いています。そこではんぺんを使った幼児食レシピをご紹介します。

はんぺんの栄養素

主な材料が新鮮な白身魚になるので、そのお魚の良質なタンパク質を含み、低脂肪なのが特徴です。そのため、余計な脂肪分を吸収することなくタンパク質を摂ることができますし、消化吸収がいいので、お年寄りや子供に適した食べ物になります。

はんぺんの幼児食レシピ

○はんぺんスティック
まずはシンプルにはんぺんそのものを楽しめるレシピのご紹介です。手づかみ食べのしやすいスティック状にすることによってこどもに食べやすくなっています。

材料
はんぺん 1枚
バター 大1弱

作り方
はんぺんをスティック状に切る。
熱したフライパンにバターを入れ、両面に焦げ目がつくまではんぺんを焼く。

○はんぺんバーグ
お魚の嫌いな子にこんなハンバーグはいかがでしょうか。はんぺんの食感にしらすの塩気がちょうどよく、子供も好んで食べてくれること間違いなしです。

材料
はんぺん 100g
しらす 大2
マヨネーズ 大1/2
鰹節 大2

作り方
全ての材料をボウルにいれよく混ぜ合わせる。
食べやすい大きさに成形し、熱したフライパンで焼く。
※お好みでネギや青のりなどを入れてもよい。

○チーズはんぺん
おやつにチーズを入れたはんぺんはいかがでしょうか。はんぺんとチーズの相性はバッチリです。手づかみ食べにも最適のレシピになります。

材料
はんぺん 1枚
とろけるチーズ 1枚
サラダ油 適量
塩 少々
ドライバジル お好みで

作り方
はんぺんを斜めにカットし、カットした切り口に切り込みを入れポケットを作る。
作ったポケットにチーズを入れる。
熱したフライパンに油をしき、チーズはんぺんを焼く。
塩、お好みでドライバジルで味付けして出来上がり。

○はんぺん入り鶏肉バーグ
はんぺんをつなぎに鶏肉のハンバーグはいかがでしょうか。軽い食感でヘルシーなので幼児食としてぴったりです。また卵や牛乳アレルギーの子供にも大丈夫なレシピになります。

材料
鶏ひき肉 200g
玉ねぎ 1/4個
はんぺん 1枚
マヨネーズ 小2
塩、胡椒 少々

作り方
玉ねぎをみじん切りにする。
はんぺんをペースト状になるまですり潰す。
全ての材料をボウルに入れ、粘りが出るまで混ぜ合わせる。
食べやすい大きさに成形し、熱したフライパンで焼く。
※はんぺんに塩分が含まれているので、新たに足す塩は少量、もしくはなくてもよい。

はんぺんを手作りしてみよう

手軽なやすい食材として重宝されるはんぺんですが、実は塩分が多く含まれています。幼児食を始めたばかりの子供にあげるのは不安だという方もいるかもしれません。そのときはぜひご家庭で作ってみましょう。

○手作りはんぺん
材料
たらのすり身 150g
やまいも 50g
卵白 1個分

作り方
やまいもは皮をむき、酢水にさらしておく。
全ての材料をフードプロセッサーに入れ、よく撹拌する。
キッチンペーパーを15センチ四方に型取り、はんぺんの素を平らにならすように入れる。
15分ほど蒸す。蒸すときは下にはったお湯が沸騰してから。
蒸し器(または鍋)からはんぺんを取り出しお好きな形に切れば出来上がり。