離乳食完了期を終え、食事が1日3回と安定したころから幼児食へと切り替えます。幼児食になると離乳食の時よりも調理や与える手間が軽くなり、なんとなく子育てがひと区切りしたように感じる人が多いです。しかし離乳食と異なり食事から栄養を摂らなくてはいけませんから、栄養バランスに優れた食事を与える必要があります。また幼児の咀嚼力は6歳でやっと大人の3割程度といわれていますから、食べやすさも重要です。今回は、幼児食に野菜スープを取り入れるメリットや野菜スープのレシピを紹介します。

たっぷりの野菜を摂れる

野菜スープには、いろいろな野菜を入れることができます。ニンジンや大根、玉ねぎやジャガイモ、キャベツやホウレンソウなど、冷蔵庫にある野菜をたっぷりと使いましょう。野菜スープは、ワンボウルでこれだけの野菜を一度に摂ることができるので、あれもこれもたくさんのおかずを食べる必要がなく、子供にとっても食べやすいと感じます。細かく切った野菜を柔らかくなるまでコトコト煮ることでかさが減り、より多くの野菜を食べることができます。柔らかく煮た野菜はとても甘く、野菜嫌いの子供でもスープに入っている野菜なら食べられるという子も少なくありません。野菜の味がダイレクトに味わえる野菜スープは、素材の味を覚えることにもつながります。

水分補給にもなる

離乳食期はおかゆだったり柔らかく茹でたものだったり、比較的水分が多く含まれたものを食べます。離乳食のほかにミルクやおっぱいを飲んでいるので、水分不足の心配はほとんどありません。しかし完全に離乳し幼児食に移行すると、食事に含まれる水分量は大幅に減るため、水やお茶などで水分を摂る必要があります。食事に汁物を与えることで水分を一緒に摂取することができ、水分不足を防ぎます。

味のバリエーションが広い

幼児食として野菜スープを与える場合、味付けはほとんど必要ありません。野菜の甘みをしっかりと味わえるように、基本の野菜スープは塩をほんのひとつまみ加えるだけで十分です。しかし毎回あっさり味の野菜スープばかりだと、子供も飽きてしまうかもしれません。野菜スープの魅力は、調味料を変えることで味のバリエーションを広げることができるという点です。コンソメや味噌、醤油やトマト味など、いろいろな調味料で試してみてくださいね。調味料に合わせて具材を変えて作ってもOKです。

おいしくて優しい野菜スープの作り方

野菜スープはとても簡単に作ることができます。用意する野菜は、その日冷蔵庫に入っているものでOKです。香味野菜であるニンジンと玉ねぎは、しっかりとしたコクを出すために必要なので必ず用意してください。野菜はすべて角切りにします。角切りの大きさは、幼児食を始めたばかりなら7mmほど、しっかり咀嚼ができているようなら1cmほどに切りそろえておきましょう。鍋にたっぷりのお湯を沸かし、すべての野菜を入れて柔らかくなるまで加熱します。指で潰せるくらいの固さが目安です。野菜が柔らかくなったら、お好きな調味料で味付けをしたら完成です。咀嚼が上手にできるようになったら、ウインナーやハム、コーンを加えてもおいしくいただけます。粉チーズをかけてひと味プラスするのもおすすめです。