なんでも口に運んでもらっていた赤ちゃん期から、自分で食べるものを選ぶようになる幼児期にステップアップすると、野菜を嫌う子供が増えてきます。野菜はビタミンやミネラルが豊富で、幼児食からたっぷりと食べさせてあげたいものです。なかなか野菜を食べてくれない子供でも食べやすいのが蒸し野菜です。今回は幼児食に蒸し野菜がおすすめの理由を4つ紹介します。

蒸すことで野菜の甘みが増す

子供が野菜を嫌うようになる理由は味覚が発達したことも挙げられますが、人間は本能的に甘みや塩味を選んで食べるからです。ミルクやおっぱいはほんのりとした甘みがあり、この味に慣れている赤ちゃんが青くさい野菜や渋みのある野菜を食べたがらないのは至って普通のことです。ならば野菜の甘みを十分に引き出せる調理法をしてあげればいいのです。野菜は茹でたり焼いたりするよりも、蒸すことで甘みが増します。野菜本来の甘みを感じることができる蒸し野菜は、まさに幼児食にぴったりです。

栄養価も高い

野菜は水にさらしたり茹でたりすると、ビタミンが水に溶け出してしまうこともあります。蒸し野菜は下から蒸気を当てて加熱調理をするため、茹でるよりもビタミンなどの栄養が逃げにくいという特長があります。せっかく同じ野菜を同じ量だけ食べるなら、栄養価が高いほうがいいと考える人のほうが多いはずです。甘みが増すだけでなく栄養価も高い蒸し野菜は、積極的に食卓に取り入れてもらいたいです。

手づかみ食べがしやすい

おはしやフォークを持って自分で食べたがるのも幼児食が始まった1歳半ごろからです。しかしまだ上手におはしやフォークを扱うことはできず、手づかみ食べも盛んです。スティック状にカットした野菜を蒸せば手に持ちやすく、口にも入れやすいので「野菜を自分で食べられた」という自信をつけてあげることにもつながります。かわいいピックを刺して、見た目から興味を引く盛り付けをするのもおすすめです。

どんな野菜でも蒸し野菜になる

普段幼児食に使う野菜は、意外と限られてしまいます。ニンジンや玉ねぎ、ジャガイモなど常備菜を中心にローテーションしているという家庭も多いのではないでしょうか。蒸し野菜は蒸してしまえばどんな野菜でもおいしく食べることができます。いろいろな野菜を取り入れることで食卓をカラフルに彩ります。「この野菜は苦手そうだから」と敬遠するのではなく、「食べても食べなくてもいいから蒸し野菜にして出してみよう」となんでも取り入れることが大切です。

蒸し野菜にぴったりのおすすめ野菜

どんな野菜でも蒸すことでおいしく食べることができますが、ここでは特に蒸し野菜におすすめの野菜を紹介します。

・キャベツ

・かぼちゃ

・ニンジン

・アスパラガス

・さつまいも

・ジャガイモ

・なす

・さといも

・ブロッコリー

・大根

・レンコン

キャベツは大きめにカットしたものを蒸すことで、芯まで柔らかくなり甘みもびっくりするほど感じることができるのでおすすめです。カボチャを含むいも類は、茹でるよりもほくほく感と甘みが増すので、子供が苦手な野菜とともに食べさせ手上げるといいでしょう。なすは皮をむいて蒸すととろとろの食感になり、幼児でも食べやすくなります。根菜類は独特のクセや繊維質があり、幼児には食べにくさを感じることもありますが、しっかり蒸して柔らかく仕上げることがポイントです。