たけのことは

たけのこはイネ科マダケ属として栽培されていて、原産地は中国江南地方になります。春の代表的な食材として知られているたけのこは、竹の若芽になります。竹は日本だけでも650種類以上あり、孟宗竹,真竹,淡竹,根曲がり竹,寒竹などがあります。一般的に数多く栽培されているのは、孟宗竹になり早いところでは2月頃から新芽が出始め、4月~5月がピークになります。淡竹,真竹は5月~6月頃が旬の時期になります。国内では福岡,鹿児島,熊本,京都,石川,静岡,徳島などで栽培されていて、他に中国や台湾などからの輸入品も出回っています。購入の際は、太っていて重みがあり外の皮にツヤがあり、先端の部分が薄い黄色っぽいもので、切り口が白くて瑞々しい物がオススメです。また、収穫したての物ほどえぐ味が少なく美味しく召し上がれます。

たけのこの栄養価

たけのこは、食物繊維,カリウム,ビタミンB2などを含んでいます。茹でたけのこを切った時に見える白い物は、チロシンというアミノ酸の一種になります。以下に、具体的な栄養価を表記していきます。

○たけのこ(100g当たり)

カロリー 26kcal

食物繊維 2.8g

カリウム 520mg

ビタミンB2 0.11mg

葉酸 63μg

たけのこはえぐ味に要注意

たけのこは時間が経過する程えぐ味が増してしまい固くなってきてしまうので、早いうちに丸ごと下茹でして調理することが望ましいです。アクが強く消化も良いとは言えないので、あまり離乳食には向いていない食材になります。1歳を過ぎた離乳食完了期~幼児期にかけての時期になると、美味しく食べられるようになります。幼児食はもちろん大人が食べる場合も、きちんと下茹でしてアク抜きをしてから食べるようにしましょう。また、部位によっても調理法は様々になります。柔らかい姫皮や穂先は和え物,酢の物,サラダなどに、真ん中は半月切りや輪切りにして煮物,揚げ物,焼き物などに、根元はたけのこご飯,汁物などがオススメです。

たけのこサラダのレシピ

〇材料

たけのこ(姫皮や穂先がオススメ) 50g

カニカマ 15g

ブロッコリー 30g

マヨネーズ 大さじ1

醤油 小さじ1/2

かつお節 3g

〇作り方

①たけのこは下茹でして、薄切りにします。

②ブロッコリーは一口大に切り、下茹でしておきます。

③カニカマはほぐしておきます。

④具材とマヨネーズ,醤油、かつお節を混ぜ合わせたら完成です。

たけのこの柔らかい部分を活用してのサラダになります。マヨネーズと醤油というテッパンの組み合わせで、美味しく召し上がって下さい。

たけのこの煮物のレシピ

〇材料

たけのこ(真ん中部分) 50g

こんにゃく 30g

かつお節 3g

和風だしの素 小さじ1/2

砂糖 小さじ1/2

みりん 小さじ1/2

醤油 小さじ1

〇作り方

①たけのこは半月切りにして、下茹でします。

②こんにゃくは短冊切りにして、下茹でします。

③鍋にたけのこ,こんにゃくを入れ、ひたひたになるぐらいの水を入れて煮ます。

④煮立ったら、和風だしの素,砂糖,みりん,醤油を加えて味を馴染ませながら煮ます。

⑤最後にかつお節をかけて、水分を吸うようにからみ馴染んできたら完成です。

たけのこの真ん中部分を使ってのメニューになります。たけのこ&こんにゃくの組み合わせは一見少し物足りなく感じるかもしれませんが、両方とも食物繊維が豊富な健康食材です。

春菊とは

独特な香りのある春菊は地域によって栽培する種類が違い、中国、九州地方では大葉といい、葉に切れ込みが少なく、茎が伸びない品種で株ごと収穫します。中国より東の地方では葉に切れ込みのある中葉がつくられています。茎が伸長し、分岐するものを次々につみとっていきます。関西ではキクナともよばれています。独特な香気が楽しまれて、おひたしや、汁物、鍋ものに使われます。幼児食に使うときは香りのある青葉ということから苦手に感じるお子さんもいるとおもいます。少し濃いめの味付けの料理でごはんのすすむおかずを作ってみましょう。和え物などではゴマ和えなどにすると、甘味も少しくわわり食べやすくなります。冬にはお鍋にいれるといろいろな野菜や食材と一緒に楽しむことができます。

春菊の栄養

春菊はβーカロチンが豊富でカルシウム、マグネシウム、鉄分などもミネラルも多く含まれています。βーカロチンの含有量は野菜類のなかでトップクラスで、抗酸化作用があり、視力や粘膜の健康維持、免疫力の向上などの働きがあります。風邪の予防にも効果的です。カルシウムは骨を生成するなどの働きがあり、鉄分には貧血の予防効果があります。幼児の鉄分補給にも良い野菜ですね。ビタミンB2も豊富に含まれ、脂質や糖質の代謝を良くする効果があるので、鍋ものに使うと、肉や魚の栄養を無駄なく活かすことができます。また、独特の香りの成分は自律神経をおちつけ、胃腸を活性化する効果があります。

春菊を幼児食で使うときの注意点

春菊は生後9カ月ごろの離乳食から使うことができますが、香りと苦みがあるので、少量を他の食材とまぜこんで使います。あくが少ないので下処理をしなくても食べることができます。葉の部分は加熱すると苦みが増します。生野菜が食べれるようになり、苦みが苦手な場合は葉の部分は生でも食べることができるので、細かく刻んでサラダなどにも使えます。茎の部分は加熱しても苦みはでないので、食べやすい大きさに切ってゆでたり、炒め物にも利用できます。

春菊のおすすめ料理

◆春菊のごまあえ

春菊 1束

★すりごま 大さじ3

★醤油 大さじ1

★砂糖 小さじ2

★塩 小さじ1/3

★ごま油 小さじ2

春菊はお湯で茹でて、水気をしぼり、2センチ幅にカットします。★の調味料をあわせておき、春菊を入れてまぜあわせて、できあがりです。

◆春菊のすき煮

牛肉薄切り 100g

春菊 1/2束

豆腐 1/2丁

焼きふ 5個

卵 1個

★だし汁 50cc

★醤油 大さじ11/2

★砂糖 大さじ1

★酒  大さじ2

★みりん 大さじ11/2

1 牛肉は食べやすい大きさに切ります。春菊は2センチ幅に切り、茎の部分は細かく刻みます。豆腐は一口大の大きさにきります。卵はときほぐします。

2 ★の調味料を鍋にいれ、沸かします。1の卵以外の材料を加え、煮ていきます。火が通れば、卵を流し、卵がお好みのかたさに火がとおれば、できあがりです。

◆春菊と油あげのおひたし

春菊 1/2束

油あげ 1/2枚

ちりめんじゃこ(しらす) 大さじ1

★だし汁 1カップ(200cc)

★薄口醤油 大さじ1

★みりん 大さじ11/2

★酒 小さじ1

1 鍋に★の調味料、だしをいれ、ひと煮立ちしておいておきます。

2 鍋にお湯をわかしておきます。春菊の葉の部分は千切りにします。茎の部分は1㎝幅に切ります。沸いた湯に茎をいれ、1分ほど、葉をいれ、40秒ほど茹でて、ざるに上げ、水気をきり、冷水で冷やし、絞ります。

3 油あげは縦に2等分して、横から細かく切っていきます。油抜き用の湯を鍋に沸かし、切った油あげをいれ、サッとゆでて、ざるにあげます。

4 1のだし汁をボウルにいれ、2の春菊、3の油あげ、ちりめんじゃこをいれ、まぜあわせます。暑い時期は冷蔵庫でひやしてもおいしいです。