手作り離乳食をがんばるのは、とても素晴らしいことですが、それがストレスになってしまってはいけません。お母さんのストレスは、赤ちゃんにも伝わってしまいます。

ストレスが発散でき、赤ちゃんも楽しく食べられる方法について、考えていきましょう。

お母さんの緊張感が赤ちゃんにも伝わる

一生懸命作った野菜の裏ごし、指導指導されたとおりの濃度のおかゆ、さあ、準備はできた食べさせようとしたら、赤ちゃんはまったく食べてくれません。

お母さんは自分の努力はなんだったのだろうと、打ちのめされてしまい、赤ちゃんを見ても可愛いと思えなくなってしまうのです。

食べてもらいたい気持ちが空回りして、お母さんも辛いでしょうが、そこで落ち込んでいてはだめです。赤ちゃんはお母さんの気持ちに敏感ですから、食事の時間はゆううつなものと感じ取ってしまいます。

食べてくれなくて体重が増えない。心配でノイローゼ気味なのに、ご主人は相談にのってくれない。悩みを打ち明けられるような友人も近くにいないし、保健所の相談員は、あなたの離乳食のあげかたが悪いと、非難するだけ。

こんな状況になってしまったら、赤ちゃんの前だけでも、笑っていたいと思うけれど、難しくなってしまいます。

離乳食作りを休み、出かけよう

離乳食作りを休みましょう。朝の離乳食は、市販のベビーフードに切り替えます。それでも食べてくれなかったら、今は食べたくない時期なんだとあきらめて、残ったものをすぐに片付けてしまいましょう。

お母さんの実家は遠いのでしょうか。もし小一時間で行けるようなら、赤ちゃん連れで実家を訪れましょう。実家がだめなら、友人の家はどうでしょうか。兄弟姉妹、従兄弟でもいいです。お母さんが気楽にたずねられる家に、行ってみませんか。

そこでお願いして、なにか赤ちゃんに食べられそうなものをだしてもらいます。スプーンやマグカップは持参したほうがいいですが、食器は先方のものを借りましょう。

見慣れない家、見慣れない食器、にこにこしているお母さん、赤ちゃんも気分が変わって、いつもは食べないものを、おいしそうに何口か食べてくれました。

家では食べないのに、実家に帰ってお祖母ちゃんの料理をだされると、思った以上に食べる赤ちゃんがいます。お祖母ちゃんの料理が上手なだけでなく、お母さんのリラックスした様子が、赤ちゃんにも伝わったからです。

赤ちゃんは食べないが自分は食べる

苦労して作った離乳食は食べてもらえません。そこで離乳食作りを休んでしまいました。時間に少しだけ余裕ができたでしょうから、自分とご主人のために、おいしいごはんを作りましょう。

いつも愚痴ばかり聞かされて、うんざりしていたご主人も、おいしそうな料理が一品でも増えていたら、楽しい気分になるでしょう。赤ちゃんは食べなくてもいいですから、楽しい食卓の雰囲気を味わわせるために、椅子には座らせておきます。

お母さんは思いきり食べてください。そして楽しい話題で、食卓を盛り上げましょう。休日、どこかに出かける計画など、話し合うのもいいことです。

赤ちゃんはそんなお母さんの様子を見ています。そのうちに、自分の分としてよそわれた、少しの取り分け料理に、手を出すかもしれません。

お母さんがリラックスすれば、赤ちゃんも落ち着きます。まずはお母さん自身が楽しく食べて、見本を見せてあげてください。

赤ちゃんの生命力は強いです。今は食べなくても、そのうち食べるようになってくれますから、明日は食べてくれると信じて待ちましょう。