みそとは、日本伝統の醗酵食品のひとつで、大豆を蒸して潰し、塩と麹を合わせ醗酵熟成させたものです。日本全国には大きく分けて4種類のみそを食す文化があります。日本で最も広い地域で食されているのが米みそです。愛知県周辺では豆みそ、四国の愛媛県と中国の山口県・南九州では麦みそ、九州の福岡周辺では合わせみそ(米と麦の調合)を食す文化があります。それぞれ、塩分や甘み、食物繊維の量が異なり、味も色も違います。赤ちゃんに幼児食としてみそを食べさせる前に、我が家はどんなみそを使っているのか、またどんなみそが好みなのかを見直してみると良いでしょう。自家製の米で仕込んだみそや、地産地消を謳い地域で収穫された裸麦を使ったみそなど、それぞれの蔵元のこだわりがあり、みそは奥が深い調味料です。一日一杯のお味噌汁は健康に良いと言われています。「みそ」の種類や栄養面、離乳食の時期によっての食べさせ方、調理方法、おすすめレシピなどをご紹介します。

みそのカロリーと栄養成分

各みそ100g当たりのカロリーは、米みそ217kcal、麦みそ198kcal、豆みそ217kcalです(参考:五訂日本食品標準成分表)。みそは醸造元によって、大豆と麹の割合や塩分も異なり、カロリーも違ってきます。五訂日本食品標準成分表の数値は目安にして下さい。味噌に含まれる大豆は、みその種類によって量は異なりますが、良質のたんぱく質が豊富で「畑の肉」を言われています。大豆は醗酵することによって、アミノ酸やビタミンを形成し、栄養価がアップします。味噌は、炭水化物や脂質、カリウム、マグネシウム、食物繊維なども含み、栄養価の高い食品なのです。

幼児食にみそを使う時の注意点や食べさせて良い年齢

みそ(米、豆、麦)を食べさせるのは離乳食後期(9カ月以降)にしましょう。大人用に作った味噌汁を、そのままの状態で幼児食として食べさせるのは控えましょう。最初はお湯で4倍くらいに薄め、大人の感覚では薄すぎるくらいのものを与えるのが丁度良いです。出汁入りみそは使わず、手間がかかりますがかつおや昆布を使い、自宅で出汁を取ることをおすすめします。野菜をたくさん入れることで、野菜から出汁も出ます。野菜の出汁は甘みがあり、赤ちゃんには食べやすいでしょう。市販の出汁は、塩分がたくさん入っているものや、赤ちゃんに食べさせたことがない魚介の出汁が含まれている場合があり、食物アレルギーの心配もあります。

幼児食にみそを使い過ぎると

幼児は大人に比べると体がまだ発達していません。大人と同じ味噌汁をたくさん飲むと塩分の取り過ぎになってしまいます。1日1杯の味噌汁が健康に良いと言われているのは大人に対してのことです。1日のバランスを考えて、塩分を取らせるように心がけましょう。

みそを使った幼児食

離乳食後期から食べさせることができる味噌ですが、幼児食として子供に人気があるのはお味噌汁です。野菜をたくさん入れたお味噌汁は、野菜から出汁が出て味噌汁が甘くなります。またみその味で、野菜の甘みが増します。子供のお腹の調子を整えるため、野菜をたくさん食べさせることは良いことです。寒い季節にはうどんを入れて、味噌煮込みうどんを作っても良いでしょう。子供によっては、冷めた味噌汁を好む場合もあり、夏はそうめんを入れてあげると喜びます。ひとつのお椀で栄養たっぷりのメニューを作るのもアイデア次第です。