鶏の胸肉の近くにある鶏ささ身は、笹の葉の形に似ていることから「ささみ」と呼ばれています。鶏肉の他の部位に比べると、鶏ささ身は少し価格が高い食材ですが、滋養強壮・疲労回復・肝機能強化・眼精疲労緩和・美肌効果・消化促進等の栄養による効果が挙げられ、ダイエット中の女性や体を鍛えている人・お年寄りにはおすすめの食材です。脂肪をほとんど含まない高栄養で低カロリーの鶏ささ身は、これから体を作っていく幼児にとっても、良質のたんぱく質を摂取するには非常に最適な食材なのです。鶏ささ身の栄養や幼児への食べさせ方、おすすめ料理をご紹介します。

鶏ささ身の栄養成分&カロリー

鶏のささ身100g当たりのたんぱく質は23gで、カロリーは105kcalです。肉類の中ではたんぱく質の量が非常に多く、脂肪は0.8gとほとんど含まれていません(参考:五訂日本食品標準成分表)。ビタミンAやB群などのビタミンも豊富に含まれていますが、栄養素のメインはたんぱく質です。たんぱく質は、消化吸収が良く胃にも優しい成分ですので、幼児が初めてお肉の食べ始める時期には、役に立つ食材です。

幼児が鶏ささ身を食べても良い時期や調理方法の注意点

鶏ささ身は離乳食の中期(7.8カ月頃)から食べさせることができます(卵アレルギーがある子供は、アレルギー科の医師と食べ始める時期を相談すると良いでしょう。)。鶏肉の他の部位は脂肪分が多いので、初めはささ身を使うことをおすすめします。幼児にはO-157やサルモネラ菌の心配がありますので、生や半生の状態では食べさせないで下さい。必ず火を通しましょう。離乳食を作る時は、白い筋をとり除き、たっぷりのお湯で、弱火でゆっくりと茹でて下さい。強火で茹でるとパサパサになってしまい食感が悪く、飲み込みにくくなります。茹で上がった鶏ささ身は、手でほぐし、食べやすい大きさに切ったり、すったりしてお料理に使いましょう。離乳食が終了し幼児食が始まるとレパートリーは広がります。

鶏ささ身のおすすめ料理&合う食材

離乳食の間は、茹でてほぐした鶏ささ身を冷凍しておくととても便利です。鶏ささ身は味があっさりしていて色々な野菜との相性が良く、それぞれの素材の味を感じながら食すことができるでしょう。野菜スープに鶏ささ身を入れて、とろみをつけてあげると食べやすいです。噛む力がまだない時は、鶏ささ身入りの野菜スープをハンドミキサーでポタージュにしても美味しいです。トマトを多めに入れケチャップで味付けをした野菜スープに鶏ささ身を入れるとミートソース風になります。ジャガイモや玉ねぎ、にんじん、ブロッコリーをやわらかく煮て鶏ささ身を入れ、牛乳を加えるとクリームシチュー風になります。市販の子供用のカレールーと鶏ささ身を使いチキンカレーを作ると美味しく出来上がります。煮込みうどんやオムレツ、雑炊、バンバンジーなど、ほぐした鶏ささ身の用途は様々です。

離乳完食期になると、段々と噛む力がついてきますので、照り焼きやピカタなども食べられるようになります。幼児食になるとチキンカツなとも食べられるようになります。鶏ささ身に包丁で切り込みを入れ薄くのばし、茹でたにんじんやいんげん豆を巻いて照り焼きにしても良いですし、カツにしても良いです。鶏ささ身とチーズの相性は良く、チキンチーズカツにしても子供は喜びます。