和食の定番の煮物ですが、柔らかく煮えた野菜の旨みや甘みが凝縮された煮物は子供も大好きな1品で、幼児食に適しています。野菜をたくさん取るのに最適ですし、味付けも薄味にできるのでオススメです。そこで、幼児食にもできる大人も満足する煮物レシピをご紹介します。

煮物レシピ

○大豆煮
コロコロお野菜とほくほくの大豆の食物繊維たっぷりの栄養満点の煮物です。味がしっかり染みているのでとても美味しい一品です。

材料
 大豆水煮 水煮缶1缶
 にんじん 1本
 しいたけ 3個
 大根 1/3本
 ごぼう 1本
 こんにゃく 1袋
 鶏肉 200g
だし汁の材料
 水 3カップ
 砂糖、醤油、酒 それぞれ大3
 みりん 大1

作り方
 全ての材料をさいの目状に切る。さらにこんにゃくは下ゆでをしておく。
 熱したフライパンに油をいれ、鶏肉を炒める。
 さらに大豆以外の材料をいれ、炒める。
 水を加えアクを取りながら煮込む。
 砂糖、醤油、酒、みりんをいれ落し蓋をしながらグツグツと煮込む。
 具材が柔らかくなったら大豆の水煮をいれ水分を飛ばすように煮詰めて出来上がり。

○根菜の煮物
なかなか不足しがちな根菜ですが、この煮物で柔らかく仕上げれば子供にも好評なはずです。味の染み込んだ根菜はとてもおいしいです。

材料
 大根 1/3本
 にんじん 1本
 ごぼう 1/2本
 里芋 3個
 干し椎茸 3個
 水 100CC
 だし汁 2カップ
 酒 大3
 砂糖 大3
 しょうゆ 大3
 みりん 大2
 しょうゆ 大1

作り方
 干し椎茸を水で戻す。
 野菜は食べ易い大きさに切っておく。
 鍋に油をひき、野菜を炒める。
 油が全体に回ったらだし汁、椎茸のもどし汁、椎茸を入れて煮込む。
 アクをとり、酒、砂糖、しょうゆをいれて落し蓋をしてさらに煮込む。
 具材が柔らかくなったらさらにみりんとしょうゆをいれて煮詰める。
 火を止めて味が染み込むのを待つ。
 ※一度冷ましてからまた温めると、味がより染み込んでおいしい。

○かぼちゃの煮付け
甘いかぼちゃは子供の大好きなあじです。幼児食にも対応するように薄味で仕上げていますが、大人が食べても満足するあじです。

材料
 かぼちゃ 1/4個
 砂糖 大1
 みりん 大1
 しょうゆ 大1
 水 1カップ

作り方
 かぼちゃを食べ易い大きさに切り、ワタはとる。
 鍋に切り分けたかぼちゃを入れ、砂糖、みりん、水をいれて加熱する。
 沸騰したらしょうゆをいれて落し蓋をして約20分ほど煮る。
 かぼちゃが柔らかくなったらできあがり。

○大根と豚肉の甘辛煮物
甘辛の味付けは万人に好まれるものです。こちらはみずみずしい大根と良質なタンパク質をたくさん含む豚肉の組み合わせでご飯が進むこと間違いなしの幼児食に適した煮物です。

材料
 大根 1/2本
 豚肉 200g
 ハチミツ 35g
 酒 15g
 砂糖 15g
 だし汁 1カップ
 しょうゆ、みりん それぞれ大2
 
作り方
 豚肉を食べ易い大きさに切り、酒とハチミツにつけておく。
 ダイコンを一口大に切り、下ゆでする。
 砂糖、だし汁、しょうゆ、みりんを合わせ調味料を作る。
 熱したフライパンに油をひき、豚肉を炒める。
 さらに下ゆでした大根を入れ油を絡ませる。
 そこへ合わせ調味料を入れ、5分ほど落し蓋をして煮る。
 一度火を消し冷ましたらまた加熱し強火で一気に水分を飛ばすように煮詰める。

まとめ

煮物は基本的にどんな野菜でも作ることができ、そのバリエーションはたくさんあります。幼児食では子供の好きな野菜等に加え、嫌いなものも小さくして入れると好き嫌いの克服になるかもしれません。ぜひいろいろ作ってみてください。