れんこんは通年をとおしてみられる野菜のひとつです。油や酢との相性がよく、油であげたり、きんぴらにしたり、酢漬けや、サラダにするとおいしく食べられます。子供のおやつに油で素あげしただけでも、甘味がでておいしいです。また、すりおろして、火をとおすと、もちもちとした食感になり、これも美味しいです。ハスの地下茎で、肉質が白いものが良いです。新ハス、白蓮、赤蓮、支那蓮などの種類があります。

新ハスは梅雨以降に出荷されるもので、細めで、白く、肉質はやわらかいが、歯ごたえがあるのが特徴です。

白蓮は上総蓮とも言われて、肉質が粘質性で白く、美味しいです。

赤蓮は愛知県が特産で、花が赤いです。

支那蓮は見た目もよく、太く、節間が長く、栽培しやすく、保存がきくのが特徴です。8月~翌年5月にかけて収穫します。

レンコンの栄養素

レンコンの主な主成分はでんぷんです。食物繊維が豊富で、ビタミンC,鉄分が多いので、疲労回復やかぜ予防、便秘や、動脈硬化、高血圧予防などの効果があります。レンコンをきったときに糸がひく成分はムチンというタンパク質のもので、胃壁を保護しタンパク質や脂肪の消化を促します。また、れんこんの切り口が変色しやすいのはタンニンが含まれているためで、消炎や止血作用があります。

レンコンを与える時の注意点

離乳食完了期ごろからたべることができますが、火をとおしても歯ごたえがあるので、薄切りにして調理するほうが良いです。

れんこんは切り口が変色しやすいので、皮をむいたら、酢水につけ、ゆでるときも、酢を加えると、白くきれいになり、歯切れもよくなります。調理するとき、鉄鍋は使わないほうがよいです。

れんこんのゴマサラダ

≪材料≫

れんこん 120gほど

ツナ缶  1缶

パプリカ 1/4 個

★すりごま      大さじ2

★マヨネーズ 大さじ11/2

★砂糖          小さじ2

★酢              小さじ1

★醤油          小さじ11/2

★ごま油        小さじ1

≪作り方≫

1 水に少量の酢(分量外)をいれて酢水を作っておく。レンコンは皮をむいて縦に1/4カットして、薄切りにして、酢水につけておく。パプリカは縦に半分にきって5㎜ほどの幅にカットする。

2 鍋に湯をわかし、酢(分量外)を少しいれる。1のレンコンとパプリカを鍋にいれて3分ほどやわらかくなるまでゆでる。ざるにあげて、さます。

3 ボウルに★の調味料をいれて、まぜておく。ツナ缶はオイルをきっておく。油っぽさや塩気が気になる場合は茶漉しなどにツナをいれて、熱湯をかけて、オイルをと味をおさえておく。

4 3のボウルに2とツナをいれてまぜあわせて、できあがり。