かぶは栄養が豊富な野菜です。色々な栄養を積極的に摂取したい幼児食にもってこいの野菜の一つです。

かぶの栄養は?

かぶの根の部分は炭水化物が主で、消化を助ける働きはありますがビタミン類の栄養はあまりありません。かぶの栄養は葉の部分に多く含まれているのです。葉の部分、捨てていませんか?葉にはカロチン、ビタミンC、カルシウム、鉄分、カリウムが多く含まれています。根の部分はあまく食べやすいので幼児食にも向いている食材の一つですが、実は栄養は葉のほうに軍配が上がります。捨てずに積極的に献立に取り込みましょう。

かぶの調理法は?

アクが少ないので、下ゆでしないで、すぐに出汁やスープで煮て使えます。根の部分は短時間で茹で上がり、味も淡白なのでどんな食材にもあわせやすいでしょう。旬は晩秋から冬にかけてで、糖度も高くなり甘みが増します。大根とよく似ていますが、甘みや肉質のなめらかさではかぶの方が上です。薄く切って軽く塩をして食べても美味しいですね。

幼児食に食べたいかぶのレシピ

○かぶと鮭のコークリームパスタ(2人分)

・かぶ:2個

・かぶの葉:1個分

・鮭:60g

・スパゲティ:160g

・オリーブオイル:大さじ1

●コーンクリーム:200g

●牛乳:50ml

●コンソメ:1個

・塩:少々

・こしょう:少々

①かぶは5mmのいちょう切り、かぶの葉は小口切りにし、鮭は2cm幅に切る

②スパゲティを茹でる

③フライパンにオリーブオイルを熱し、①を炒めスパゲティの茹で汁(大さじ3~4)と●を加える

④③に②を入れ、絡めて塩、こしょうで味を調える

※大人は粒こしょうや黒こしょうをつかうと香りがたってとても美味しいですが、辛味が強いと思うときは幼児食には控えめにしましょう。

 

○かぶのそぼろあん煮(2人分)

・かぶ:1個

・かぶの茎:少々

・油:小さじ1

・おろし生姜:小さじ1/4

・鶏ひき肉:30g

●砂糖:小さじ1/2

●酒:小さじ1/2

●みりん:小さじ1/2

●しょうゆ:小さじ2

※水溶き片栗粉:片栗粉:小さじ1/2  水:小さじ1/2

①かぶは皮をむき、くし形で12等分し、茎は1cm位に切る

②鍋に油を熱し、おろし生姜と鶏ひき肉を炒め①を入れる

③②に水70mlと●を入れ、かぶに火が通ったら水溶き片栗粉でとろみをつける

幼児食でも食べられるかぶが余ったときのレシピ

○かぶのレモン和え

・かぶ:1個

・塩:適量

・レモン汁:大さじ1/2

・しょうゆ:小さじ2/3

①かぶはスライスして塩をふる

②①の水気をしぼり、レモン汁としょうゆで和える

※離乳食を卒業し幼児食になったら、酸味、辛味、苦味などあるものも少しずつ試してみましょう。沢山食べられなくても味に慣れることも大切です。

 

○かぶの葉のふりかけ

・かぶの葉:5個分

・かつお節:2つまみ

●しょうゆ:小さじ2

●砂糖:小さじ2

●酒:小さじ1

・ごま油:大さじ1/2

・白いりごま:大さじ1

①かぶの葉は細かく刻む

②フライパンにごま油を熱し、①と白ごまを炒める

③●を加え、煮立ったらかつお節を入れ、水気がなくなるまで煮詰める

※かぶの葉のふりかけは常備菜になります。ふりかけとして使うだけではなく、チャーハンの具として使ったり、和風パスタにも使えます。葉にある栄養を余すことなく使い切りましょう。