子供の食欲不振、考えらる原因は?
子供は本能のまま動きます。食べたいときに食べ、寝たいときに寝る、という単純なパターンです。ですので、子供が食欲不振に陥ったときは、何らかの原因があると考えられます。それではどんな原因が考えられるでしょうか。
○好き嫌い
幼児食期の子供は味に好みが出てきます。そのため、一度でも苦手だと思った味は敬遠しがちになります。そのときはその嫌いなものを細かく切ったり、味付けを変えたりと変化を出してみましょう。また、改めてその苦手なものを食べたときは大げさなぐらい褒めてあげると、次回からはもっと食べてくれるかもしれません。
○少食
年齢によって幼児食の目安量はあるものの、子供によって食べる量は変わります。この場合は2〜3日様子を見てきちんと食べられているようであれば心配ありません。お腹をすかせる環境を作ると少食だった子供も変わるかもしれません。
○おやつの食べ過ぎ
規則正しい食習慣が身についていなければ食欲不振の原因につながります。おやつの食べ過ぎがいい例ですが、夕飯前にたくさんおやつを与えてしまえばお腹がいっぱいになり、夕食の時間に食べてくれないことがあります。ぜひ、1日のルーティーンをしっかり作り、食事のリズムを作りましょう。
○疲れすぎ
子供が疲れているときも食欲は落ちます。水分補給をしっかりし、まずは休息を一番に考えましょう。
○緊張している
明日は特別な日だ!と気を張って緊張していたら食欲不振になります。子供の心はとても繊細です。緊張をほぐすようにしましょう。また、下に赤ちゃんが生まれたときも自分に関心がなくなったのでは、と不安になり食欲に現れてしまう可能性があります。ぜひ心のケアを怠らないようにしましょう。
○食事の時間が楽しくない
せっかく一緒に食事を囲んでいてもお父さんは新聞に夢中、お母さんは携帯ばかりいじっている、という状況だったら楽しくありません。食事をしたくなくなってしまいます。せっかくの家族団らんです。ぜひ、目の前のことに集中しましょう。
○味に不満がある
まずい、甘すぎる、辛い、酸っぱい、冷たすぎる、などその味付けが嫌だとやはり食欲はわきません。子供には刺激物は不適切ですし、熱すぎたり冷たすぎたりすると食べることをやめてしまいます。適切な味付け、温度を保った幼児食を提供するようにしましょう。
実は病気の可能性も…
食欲不振の原因は上記に挙げたもの以外にもしかしたら病気が原因の場合もあります。そのときは子供のサインを見逃さないように気をつけましょう。主な病気として考えられるものは以下の通りです。
○虫歯
○口内炎
○風邪
○ウィルス性胃腸炎
○精神的ストレス
これらが原因のときは食欲不振以外にも腹痛、体の不調を訴えるなど症状があります。ぜひ、そのときの子供のサインを見逃さずに対応しましょう。その際は速やかに病院へ行きましょう。早期発見が早期解決の一歩になります。
子供がどうしても食べないときは
病気じゃないから大丈夫、食べさせなければ、と気負うのではなく、無理に食べさせることはやめましょう。もし無理に食べさせようとすれば食事に対して悪いイメージがついてしまうかもしれません。食事を一旦切り上げ、子供が自主的に食べるようになるのをゆっくり見守りましょう。次の食事まできちんと間をあけ、その間運動をさせるなどお腹をすかせるようなコンディション作りをしましょう。
まとめ
以上子供が食欲不振のときの原因をお話ししました。まずは食欲不振の原因を探ることが大切です。食欲不振に合わせて体の不調を訴えている等の場合は病気の可能性がありますので、適切な判断のもと病院へ連れて行くことが大事です。逆に好き嫌いや少食等、子供が成長していく上での問題であれば長い目で見守っていく必要があります。子供が食べなくてイライラするのではなく、その子のペースを尊重し子供に合わせることが大事です。