大好きな食べ物なのになかなか食べてくれない、食べ物には目をくれず遊んでばっかり、なんて幼児食を進めると出てくる悩みです。そんなときは盛り付けの仕方を変えてみませんか。子供は味で楽しむよりもまず見た目で楽しみます。見た目で興味を惹かなければ食事をしない、なんて子供もいるんです。それではどのような盛り付けをすればいいのでしょうか。そのポイントをお教えします。

子供がご飯をたべたくなる盛り付けとは

○可愛くデコレーションする
まずは単純に子供の目を惹くようなかわいい顔を描いてみることをお勧めします。オムライスやハンバーグの上にケチャップで笑った顔を描けば子供の顔もきっと笑顔になるはずです。また、ひらがなや数字に興味を持ち始めた子供にはそれを書くのもお勧めです。きっと興味を持ってたべてくれるようになります。おにぎりに海苔で顔をつけるのも定番のアレンジです。また、野菜をハート型にしてみたり、パンケーキをクッキーカッターでかわいい形にしてみたりと可愛くデコレーションしてみましょう。子供の心をつかむこと間違いなしです。

○子供の好きな食器を使う
もし子供に好きなキャラクターがあればそのお皿を使ってみましょう。たべた後に出てくるのそのキャラクターをみるために一生懸命食べるはずです。一緒にそういうお皿を買いに行けばさらに食事の時間が楽しみになるでしょう。また、もし子供が大人と同じ食器を使いたがったらぜひその意思を尊重しましょう。お母さん、お父さんと一緒のお皿を使えば子供も真似をしてたくさんたべてくれるかもしれません。

○たくさん盛り付けない
少食の子供はもちろんのこと、イヤイヤ期等でたべない子供にもまずは少量の盛り付けをしてみましょう。たくさんあると、「これを全部たべなければならない」というプレッシャーが出てなかなか手がでないかもしれません。しかしあらかじめ少しの盛り付けにすれば、そんなプレッシャーもなく抵抗なくたべられるでしょう。また、全部食べられればその達成感もあり子供は満足します。それによりもしかしたらお代わりもしてくれるかもしれません。

○一口大の食べやすい大きさにする
子供の口にあった食べやすい大きさのものを盛り付けるといいでしょう。大きいものはそれだけで威圧感があります。食べやすい大きさにしてあればフォークやスプーンもうまく使えるので自主的に食べてくれるでしょう。

○嫌いなものは盛り付けない
子供は嫌いなものに敏感です。もしその嫌いなものをみてしまえばその皿には一切手をつけません。食事をするということに慣れるまで極力嫌いなものは目に見えないようにしましょう。もし野菜が嫌いなのであればハンバーグやご飯に混ぜ込むなど、目に触れないようなメニューで摂り入れましょう。

○彩りをよくする
お弁当によく言われていることですが、彩りをよくすることは普通の幼児食でも重要です。子供は目でまず楽しむので、たくさんの色があったほうが楽しいですし、手をつけやすいです。ぜひ赤、黄、緑など色を入れることを意識しましょう。

○子供に盛り付けてもらう
困ったときはこれです。子供に自分の分を盛り付けてもらいましょう。自分でやったのであれば満足感があるので、手をつけるはずです。さらに一緒に料理をしたのであれば、その献立に興味を持ちますのでなおさらです。ぜひ子供も料理に携わらせれば、食育にもつながります。

まとめ

以上、幼児食の盛り付けのポイントをご紹介しました。食事をするということを身につける大事な幼児食期です。盛り付けで子供の気分を変え、楽しく食事することを教えてあげましょう。最近ではソーシャルネットワーク等でたくさんの人がかわいい盛り付けを紹介しています。それらを参考にすることもできますので、できることから少しずつ変えていきましょう。