栄養がたっぷりでヘルシーな魚料理。出来れば幼児食で沢山食べてもらいたいのが親心ですが、魚が苦手なお子様もいらっしゃると思います。でも、食べやすい缶詰ならいかがでしょう。今回は栄養の面でも優れているさば缶をまとめてみました。

サバの良い所

まずサバ缶の原料になるサバですが、DHCが豊富です。DHCは青魚に含まれている脂肪の成分なのですが、様々な働きがあるようです。

1.血管の若さをキープして血液をサラサラにする

2.脳細胞の活性化

3.記憶力とIQのアップ

4.アレルギーの改善を助ける

5.コレステロール、中性脂肪を下げる

6.ストレス緩和

お子さまをもつ身であれば、2と3が気になるところです。またアレルギーをお持ちのお子様の場合は4も気になる働きではないでしょうか?そしてサバの良い所をあますことなく食べられるのがサバ缶なのです。

サバ缶の良い所

通常、生のサバを調理して食べても、DHCは摂取することが出来ます。しかし、DHCは水に溶けやすく、調理する段階で流出してしまうのです。また、青魚を毎日食べると言うのも大変です。しかしサバ缶の場合、生のサバを缶詰に詰めた状態で加熱するため、DHCが外に流出しません。缶汁まで余すことなく使うので効果が期待できるのです。

幼児食に食べて欲しいサバ缶のレシピ

○サバ缶のカレーライス(4人分)

・さば水煮缶:1缶

・玉ねぎ:1/2個

・にんじん:1本

・じゃがいも:2~3個

・サラダ油:大さじ2

・カレールウ:小1箱

・米:カップ2

・刻みパセリ:大さじ2

①玉ねぎはみじん切り、じゃがいもは2cm角に切り、にんじんはじゃがいもよりひとまわり小さい角切りにする。

②米は研いで普通に炊く。

③鍋にサラダ油を熱して玉ねぎを炒め、透き通ったらにんじん、じゃがいもを加えて炒め合わせる。

④油が全体にまわったら水カップ3+1/2を注ぎ、アクを取ってじゃがいもが柔らかくなるまで煮る。

⑤カレールウを加えて煮とかし、さば缶を缶汁ごと加えて温める程度に煮る。

⑥炊き立てのごはんに刻みパセリを混ぜて器に盛り、カレーをかける。

※大人も子供も大好きなカレーライス。魚嫌いの子どもも喜んで食べれる一品です。

 

○さばのホイル焼き(4人分)

・さばの味噌煮缶:1缶

・しめじ:1/2パック

・ピーマン:1個

・ねぎ:1/2本

・しょうが:1かけ

・サラダ油:少々

・すだち:2個

①しめじは根元を落として粗くほぐし、ピーマンは種を取りせん切りにする。

②ねぎはせん切りにし、しょうがは輪切りにする。

③アルミホイルを切り、サラダ油を軽く塗り、ねぎ、さばの味噌煮の身、しめじ、しょうが、ピーマンの順にのせる。幼児食用は少し少なめにのせる。缶汁は調味料として使いそれぞれのホイルにかけて包み込む。

④温めたオーブントースターに入れて5分焼くか、蓋をしたフライパンで弱火で15分くらい焼く。

⑤好みですだちをしぼる。

※さばの味噌煮缶を使うことにより、缶汁に溶け出したDHCを調味料として使い切ります。またホイル焼きにすることにより、調理の段階でのDHCの流出を抑えることができます。注意することは幼児用のホイル焼きに缶汁をかけすぎないことです。甘辛の味で、魚嫌いのお子様も美味しく食べてくれると嬉しいですね。