麩は昔からある食材でなじみのある人と調理したことも食べたこともないという全くなじみのない人と両極端に分かれる食材だと思います。そんな麩は実は栄養抜群で離乳食を始めたばかりの5〜6ヶ月頃の赤ちゃんからあげられる万能食材なんです。そこで、ここでは麩の栄養やレシピについてお話ししていきましょう。
麩って一体何?
そもそも「麩」とは一体なんなのでしょうか。味のないお菓子のような硬いもの、でも水に戻せば柔らかくなり食感も変わってくるなんとも不思議な食べ物ですが、麩はグルテンを原料とした加工食品になります。グルテンは小麦粉に含まれるタンパク質のひとつです。有名な麩は京都の生麩、仙台の油麩等になります。生麩はそのまま食べられますし、油麩は水で戻して使うと美味しいです。
麩の栄養
麩にはナトリウム、カリウム、カルシウム、ミネラル、鉄分等沢山の栄養素が含まれており、肥満予防や風邪予防、美肌効果等ある万能食品です。さらに低カロリーながらタンパク質が含まれているので、肉や魚の代わりに手軽にタンパク質がとれるようになっています。このタンパク質は良質なもので、幼児の成長に欠かせない筋肉の成長、髪の毛や肌の作る効果があるとされています。ぜひこの健康で栄養価の高い麩を幼児食に積極的にとりいれましょう。
麩を使った幼児食
○麩レンチトースト
パンの代わりに麩を使ったフレンチトーストです。パンよりもカロリーが低く、ふわっと仕上がります。
材料
麩 1/2袋
卵 1個
牛乳 50CC
みりん 50cc
ココナッツオイル 適量
作り方
みりんを煮立てて煮切りみりんを作る。
ボウルに卵、牛乳、みりんをよく混ぜ、そこへ麩を浸す。
できれば一晩寝かせるのが望ましい。
熱したフライパンにココナッツオイルをひき、麩を焼く。
両面をそれぞれ弱火でじっくり焼き、中まで火を通したら出来上がり。
○麩ラスク
こちらもパンの代わりに麩を使ったヘルシーなラスクです。
材料
麩 20個ほど
砂糖 大2
バター 大3
作り方
ボウルにバターと砂糖を入れ、レンジで加熱しバターを溶かす。
バターと砂糖をよく混ぜる。
麩にバター液を塗る。
オーブントースターで焦げ目がつくまで焼いたら出来上がり。
○麩でなんちゃって親子丼
鶏肉の代わりに麩を使ってさらにヘルシーに仕上げた親子丼です。食感はお肉のようになり麩でも満足出来る味です。
材料
麩 15g
玉ねぎ 1/2個
卵 1個
めんつゆ 30g
水 250g
作り方
玉ねぎは薄切りか食べやすい大きさにする。
鍋に麩、玉ねぎ、めんつゆ、水をいれ玉ねぎが柔らかくなるまで煮る。
そこへといた卵を流し入れる。
卵に火が通ったら出来上がり。生卵に含まれるバクテリアに心配な場合は固めに仕上げる。
まとめ
以上、麩についてお話ししました。上記にあげたレシピ以外にもハンバーグにすった麩を入れたり、鶏肉の代わりにからあげのように使ったり、煮物や味噌汁に入れるなど、たくさん調理方法があります。今まで馴染みのなかった人はぜひこれを機会に幼児食のレシピに取り入れてみましょう。もともと馴染みのあるという方もぜひさらにたくさんの調理方法で工夫してみましょう。新しい発見があるかもしれません。