納豆は手に入りやすい大豆の加工製品の一つです。手に入りやすいだけではなく、栄養もたっぷりです。手軽で栄養豊富な納豆は幼児食でも使いやすい食材の一つです。栄養、調理法、保存法、そしてレシピをまとめてみました。

納豆の栄養は?

納豆は良質のタンパク質、脂質がたっぷり含まれています。タンパク質は納豆に含まれている納豆菌の働きにより消化されやすい形になっています。納豆菌が作るナットウキナーゼという酵素は納豆のネバネバにありますが、薬に匹敵するくらいの血栓予防パワーがあり、血栓を溶かす成分として注目されています。納豆菌はビタミンKもつくりだし、タンパク質とカルシウムの「接着剤」として骨を丈夫にする働きがあります。幼児食だけではなく大人も毎日少量でも食べると良い食品の一つです。炭水化物、ミネラル、食物繊維も豊富です。

納豆の調理法は?

納豆は栄養価の高い食品ですが、それだけ食べるよりも、野菜や魚などと一緒に食べることにより栄養的にも質を高める食材です。揚げたり炒めたり高温で調理すると納豆の酵素は死んでしまいます。血栓予防をしている大人は調理した納豆料理よりも、そのままの状態で食べるほうが望ましいでしょう(ちなみに、筆者の父親は脳梗塞をわずらってから、毎晩、納豆1パックをおかずとしてそのまま食べ、血栓を予防しているようです)

納豆の保存法は?

冷蔵庫で保存し、賞味期限内に食べ切ることが理想ですが、冷凍も可能です。パックのままフリージング用の袋に入れて冷蔵庫で2ヶ月くらいは可能です。ちなみに、熱湯は箸でかき混ぜた時に、糸がたくさん出ますが、粘りの強いものが美味しいとされています。

1歳半の幼児食に食べたい納豆レシピ

そのまま食べるレシピと熱を使って料理したレシピ二つをまとめました。

○納豆と野菜のあえもの(子供一人分の分量)

・納豆:15g

・大根:10g

・にんじん:5g

・さやえんどう:少々

・しょうゆ:少々

①大根、にんじん、さやえんどうは、みじん切りにしてさっと茹でる。

②納豆に①を加え、しょうゆで味付けしてできあがり。

※冷蔵庫にある野菜で作ってみましょう。小松菜やほうれん草などなんでもみじん切りにして茹でた後に混ぜてみても良いでしょう。野菜嫌いのお子様も食べやすく。

 

○納豆チャーハン(子供一人分の分量)

・納豆:20g

・にんじん:10g

・ねぎ:10g

・溶き卵:1/2個

・グリーンピース(冷凍):10g

・ごはん:100g

・サラダ油:小さじ1

・塩:少々

・しょうゆ:小さじ1/4

①にんじんは角切りにしてゆでる。ねぎは小口切りにする。

②納豆はざるに入れて、ざっと水洗いし、水気を切る。

③フライパンに少量のサラダ油の1/3量を熱し、卵を加えて入り卵を作り取り出す。残りのサラダ油を熱し、①、グリーンピース、②の順で炒め、ご飯を加えて炒め合わせる。塩、しょうゆで調味し、入り卵を戻す。

 

○納豆おやき

・納豆:1パック

・付属のタレもしくはしょうゆ

・ごま油:少々

①納豆に付属のタレもしくはしょうゆを加えて混ぜ合わせる。

②フライパンにごま油を熱し、小判くらいの大きさにした納豆を両面焼く。

※何か一品足りないと言う時の我が家の定番です。冷蔵庫にあまりの野菜などがあったら一緒に混ぜて焼いても美味しいです。