幼児食が始まり、メニューのバリエーションを増やしていこうというときに、フライ等の揚げ物をあげていいのか悩んだことがあるかと思います。揚げ物は油をたくさん使うことからヘルシーなイメージがなく、大人でも敬遠している場合があります。そこで、何歳からフライをあげてもいいのか、また幼児食でも適したフライのレシピをご紹介します。

フライはいつからあげよう?

新しい食べ物に挑戦させるとき、特に最初のお子さんには慎重になると思います。このフライ等揚げ物もいつからあげればいいのかわからないものの一つでしょう。実は、この揚げ物は離乳食の後期からあげても大丈夫だとされています。ただし、子供の胃腸はまだ成長途中ですので、様子をみながらあげるのが好ましいでしょう。そのため、離乳食後期からあげ始めたという人や、奥歯の生えそろった1歳半前後から、または消化器官がある程度発達した2歳前後にあげ始めたという人もいて実際に子供に与え始めた時期は人によって様々なようです。

幼児食でも安心してあげられるフライのレシピ

○ささみフライ
鶏肉の中でもさらにヘルシーな部位であるささみを使ったフライです。味付けもシンプルで胃に負担がかかりません。

材料
 鶏のささみ 100g
 塩 少々
 卵 1/2個
 小麦粉 適量
 パン粉 適量

作り方
 ささみのすじを切り落とし、食べやすい大きさに切る。
 ボウルに小麦粉と卵と塩を混ぜる。
 そこへささみをいれ全体に絡んだらパン粉をつける。
 できたささみをあげる。
 中までしっかり火が通ったら出来上がり。

○あげないアジフライ
こちらのフライは少ない油であげ焼きにするヘルシーな調理方法を用いたフライです。アジを小さめに切ることでカリッと仕上がります。

材料
 アジ 1匹
 小麦粉 適量
 パン粉 適量
 卵 適量
 塩、こしょう 少々

作り方
 開いてあるアジを4等分になるように切る。
 余計な骨を取り除き、ペーパータオル等で水分をふき取る。
 そのアジに塩こしょうをする。
 アジを小麦粉、卵、パン粉の順番に絡ませ、少ない油であげ焼きにする。
 両面がこんがりとカリッと焼けたら出来上がり。

○ツナコーンの春巻き
子供が大好きなツナとコーンを組み合わせた春巻きです。細めに巻くと手づかみ食べがしやすい一品になります。マヨネーズを加えていますが、さっぱりした味にしたいときは入れなくても大丈夫です。

材料
 ツナ 1缶
 コーン 1缶
 玉ねぎ 1/4個
 ゆで卵 1個
 マヨネーズ お好みで
 塩、こしょう 少々
 春巻きの皮 適量

作り方
 玉ねぎ、ゆで卵をみじん切りにする。
 ボウルにツナ、コーン、玉ねぎ、ゆで卵をいれ混ぜる。
 さらにマヨネーズ、塩、こしょうで味をつける。
 春巻きの皮にできた具材を置き、包む。
 低温でじっくり中まで火が通るようにあげたらできあがり。
 

最後に

フライを作る調理方法は基本のあげる以外にあげ焼きしたり、オーブントースターで焼いたりと何通りかあります。子供に揚げ物をあげることに抵抗がある方は、油の量が少ない方法で調理しましょう。余計な油分がない分さっぱりした口当たりになりますが、子供も気にいるはずです。さらに最近ではたくさんの種類の油があります。その中でも揚げ物に適したヘルシーな菜種油や、キャノーラ油(特にコレステロールを抑えるもの)等使えば普通の揚げ物でも健康に気を使えると思います。そちらも試してみるといいかもしれません。