大根とは
大根はアブラナ科ダイコン属の越年草です。日本にはかなり古い時代に中国から渡来したと見られていて、現在ではとてもポピュラーであり広く栽培されています。大根を分類するとヨーロッパダイコン,中国ダイコン,日本ダイコンの3種類に分けられています。日本ダイコンだけでも数十種類あるとされていますが、近年市場に出回っている種類のほとんどが青首大根と呼ばれているものになります。スーパーや八百屋さんには通年で出回っていますが、旬の時期は秋~冬にかけてになります。
大根の栄養価
大根はビタミンC含有量がとても豊富な食材であり、葉にはβ―カロテン,カルシウムを多く含んでいます。以下に、具体的な栄養価を記載していきます。
○大根(100g当たり)
カロリー 18kcal
ビタミンC 12mg
カリウム 230mg
カルシウム 24mg
葉酸 34μg
大根は切り方が大切
とてもポピュラーで手軽に購入しやすいため、家庭にとってなくてはならない食材が大根です。離乳食では初期から使用することができて、味にクセがないので、様々な食材と合わせやすくなります。また栄養価が高く、消化が良いこともポイントになります。幼児食に移行する頃になると大人と同じ物が食べられるようになりますが、ここで大切になってくるのが大根の切り方です。まず、皮のすぐ内側は繊維が固いので、皮は厚めに剥いておくことがポイントになります。また切り方で味わいが変わってくるので、その時々の料理に合わせて切り方を変えるように心がけると良いでしょう。乱切り,輪切り,いちょう切り,半月切り,せん切り,細切り,短冊切りなどがあります。これから紹介していく「大根を使ったメニュー」を参考にして下さい。
豚バラ大根のレシピ
〇材料
豚バラ肉 50g
大根 5cm
ゴマ油 小さじ1
だし汁 1/2カップ
醤油 小さじ1
砂糖 小さじ1
〇作り方
①大根は乱切りにしておきます。
②鍋にゴマ油をひいて、豚バラ肉と大根を炒めます。
③だし汁を加え、大根が軟らかくなるまで煮ます。
④醤油と砂糖で味を調えたら完成です。
このメニューでは、大根を乱切りにすることで断面が多くなるため味がよく染みるようになります。ただ他の切り方と比べると、柔らかくなるまでに少し時間がかかってしまうので、時間短縮をしたい場合は炒める前に電子レンジで加熱することをオススメします。
大根サラダのレシピ
〇材料
大根 5cm
トマト 1/2個
焼き海苔 1g
白ゴマ 1g
かつおぶし 1g
ドレッシング 適量
〇作り方
①大根はせん切りにします。
②トマトは一口大に切ります。
③全て混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やしたら完成です。
大根は包丁でせん切りにしても、ピーラーを使用してもどちらでも大丈夫です。より細かい方が、しんなりして美味しく出来上がります。ドレッシングはお好みのもので良いですが、和風ドレッシングが特に合います。
大根のお雑煮のレシピ
〇材料
大根 5cm
お餅 1個
だし汁 1.5カップ
味噌 小さじ1
〇作り方
①大根はいちょう切りにします。
②お餅は大きめの一口大に切るか、丸餅がオススメです。
③だし汁で大根が軟らかくなるまで煮て、味噌で味を調えます。
④焼いたお餅を加えて、絡めたら完成です。
大根の美味しさを活かした、シンプルなお雑煮です。ここではいちょう切りにすることで、大根との絡みが格段によくなります。もちろん、お好みで他の食材を加えても良いです。