にらとは
にらの原産地は東南アジアで、ユリ科ネギ属に属している多年草の緑黄色野菜になります。古事記にも記載されているほど古くからある野菜であり、昔は整腸剤としても利用されていたそうです。国内では、栃木,茨城,群馬,千葉,高知,岡山,山形,宮城などで生産されていて、スーパーや八百屋さんなどでは通年で出回っています。購入の際は、鮮やかな濃い緑色で葉が瑞々しく、葉先までピンと伸びていて柔らかみがあるものがオススメです。葉先の色が黄色みがかっていたり枯れているものや、茎の切り口が乾いているものは避けるようにしましょう。また、茎が太すぎるものは筋があることが多いので、気をつけましょう。火の通りが早いので、炒める際はサッと済ませた方が良いです。
にらの栄養価
にらはβ―カロテン含有量が高い緑黄色野菜です。また、ビタミンB1,ビタミンB2,ビタミンEを含んでいます。また、ビタミンB1の吸収力をアップさせてくれる硫化アリルを含んでいます。さらに、油を使って調理することでβ―カロテンの吸収率が良くなるので、積極的の取り組んで下さい。以下に、にらの具体的な栄養価を記載していきます。
○にら(100g当たり)
エネルギー 21kcal
β―カロテン 3500μg
ビタミンB1 0.06mg
ビタミンB2 0.13mg
ビタミンE 2.5mg
カリウム 510mg
ビタミンK 180μg
ビタミンC 19mg
葉酸 100μg
にらは早めに食べるようにしましょう
にらは離乳食の中期頃から少しずつ食べさせることができるようになり、後期頃には料理の1品としても与えられるようになります。幼児食に移行後も大人まで注意しなくてはならないのは、購入後には早めに食べるということです。ぬれた新聞紙などで包んで冷蔵庫での保存は3日程度なら可能ですが、どうしても冷蔵庫に匂いが残ってしまうので、常温に置いておく方が多いと思います。とてもアシが早く傷みやすいので、購入後は早めに食べるように心がけましょう。
チヂミのレシピ
〇材料
豚バラ肉 30g
にら 5g
チーズ(ピザ用) 10g
卵 1/2個
小麦粉 大さじ2
片栗粉 大さじ1
和風だしの素 小さじ1/2
醤油 小さじ1/2
ゴマ油 小さじ1
つけダレ用(醤油,酢,白ゴマ)
〇作り方
①豚バラ肉は一口大に切ります。
②にらは3cm幅に切ります。
③大きめのボールに卵を割りほぐし、①と②を加えて小麦粉,片栗粉,和風だしの素,醤油,水を加えて混ぜ合わせます。
④フライパンにゴマ油をひいて、③をフライ返しで押し付けながら、両面がこんがりするように焼きます。
⑤最後にゴマ油を回し入れたら完成です。
⑥お好みで、つけダレ用に醤油,酢,白ゴマを混ぜ合わせます。
他にも、子供の好みで様々な食材(魚介類など)をプラスしてあげて下さい。
スタミナ炒めのレシピ
〇材料
牛バラ肉 50g
なす 1本
にら 5g
サラダ油 小さじ1
にんにく(チューブ) 1g
醤油 小さじ1
酒 小さじ1/2
砂糖 小さじ1/2
ゴマ油 小さじ1
白ゴマ 1g
〇作り方
①牛バラ肉は一口大に切ります。
②なすは縦半分に切り、さらに3等分ぐらいに切り、水にさらしておきます。
③にらは3cm幅に切ります。
④醤油,酒,砂糖,ゴマ油,白ゴマを合わせておきます。
⑤フライパンにサラダ油をひいてなすを炒めて、取り出しておきます。
⑥そのままのフライパンでにんにくを加熱し、牛バラ肉を炒めて、なす,にらを加えます。
⑦④を加えて味がなじんだら完成です。
にらを加えることで、スタミナアップメニューになっています。